「横顔美人」を目指す矯正とは?顔貌を綺麗に整える!【前編】 銀座
2022年06月28日
シャープな横顔の「横顔美人」に憧れる方、多いですよね。
横顔を整えるとなると、丸みを帯びたおでこや通った鼻筋が注目されがちですが、口元も重要な要素です。
一般的に理想とされる口元の基準として、「Eライン(エスティックライン)」というものがあります。
Eラインとは鼻先と顎の先を結んだラインのことで、このライン上に唇があるのが理想とされています。
横顔美人を目指して、この理想的なEラインへの美容整形を考える方もいるかもしれませんが、口元に関しては美容整形でなく”歯列矯正”で整えられるケースもあります。
今回は横顔美人になりたい方に、歯列矯正で横顔をシャープにできるケースはどのようなものがあるのか、また歯列矯正方法についてご紹介していきます。
横顔の印象を左右する「Eライン」
人差し指を鼻先と顎の先に当ててみてください。
この時、人差し指に少し触れる程度が理想的なEラインができているということです。
Eラインよりも唇が外に突き出ている場合は、出っ歯や叢生、反対にEラインよりも口元が内側に入り込んでいるケースでは受け口などが考えられます。
これらのケースは美容整形でなくても、歯列矯正により、改善できる可能性があります。
【口先が突き出ているケース】
Eラインよりも、口先が前に突き出しているケースは次のような歯並びであることが考えられます。
《出っ歯》
出っ歯は上顎前突(じょうがくぜんとつ)とも呼ばれ、上の歯列や歯自体が前に突き出した状態のことを言います。
原因は様々ありますが、指しゃぶりや口呼吸の習慣、舌で前歯を押す癖などによるものや、上顎が下顎よりも大きいと言った骨格自体の問題もあります。
歯列矯正では、歯列が前に出ているのを通常位置に整えます。
また、骨格自体が原因の場合、上顎前歯部歯槽骨骨切り術という外科手術を行った後に歯列矯正を行うこともあります。
《叢生(そうせい)》
歯が横に並ばす、ガタガタと生えている歯並びのことを叢生と言います。
歯が並ぶスペースが足りないことや、永久歯の生えるタイミングなどにより叢生になることが多いですが、この場合も前歯が前に出るように生えることがあります。
出っ歯と同じく、前に出ている歯列を通常位置に整えながら、歯並びも綺麗に整えていきます。
歯の並ぶスペースを確保するために、抜歯を行うこともあります。
【口元が内側に入り込んでいるケース】
反対に口元がEラインよりも内側に入り、口元が凹んでいるように見えるケースや鼻先よりも顎先が出ている場合、次のことが考えられます。
《受け口》
受け口とは下顎が上顎よりも前に出ているケースのことを指します。
反対咬合や下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼ばれます。
遺伝要因や骨格要因が多いです。
歯列矯正で上下の歯の噛み合わせを改善する治療を行います。
矯正前に外科手術を行うこともあります。
今日はここまでにします。
次回は、具体的な歯列矯正の方法の他、歯列矯正で横顔美人を目指すメリットについて紹介します。