医院ブログ|スウェーデン矯正歯科

銀座一丁目駅 徒歩1

お問い合わせ03-3535-8711

キービジュアル

「歯列矯正」で歯が動きやすいのはどんな人【後編】

2023年05月30日

こんにちは。スウェーデン矯正歯科です。

 

今回は前回に引き続き、「歯列矯正で歯が動きやすい人」というテーマを解説していきます。

 

【前編】では、歯列矯正にかかる期間や歯が動きやすい人の特徴をご紹介しました。【後編】では以下の3つの項目を詳しく解説していきましょう。

 

・歯列矯正で歯を動きにくくする3つの要因

・歯列矯正で歯が動くスピードを速めるには?

・歯列矯正を長引かせないために注意したいこと

 

歯列矯正で歯を動きにくくする3つの要因

スタート時点の歯並びの状態が同じでも、次の3つの要因がある場合は通常よりも歯列矯正に時間がかかってしまうことがあります。

 

歯並びを悪くするクセや習慣

 

歯並びや歯の動きは普段の何気ない習慣やクセにも影響を受けます。具体的なものに、以下のようなクセ・習慣があります。

 

□舌癖(舌を噛む・舌を歯に押しつけるなど)

□口呼吸

□唇を噛む・爪を噛む

□指しゃぶり

□頬杖

 

治療が始まっても上記のような習慣やクセが残っていると、それが治療の妨げとなって歯が動きにくくなったり、動いた歯が後戻りしたりする可能性が高くなります。

 

歯ぎしり・食いしばり

 

歯ぎしり・食いしばりなどで歯に垂直方向(噛む力)が日常的に強くかかると矯正力がうまく働かず、歯の動きが遅くなる傾向があります。また、歯ぎしり・食いしばりのある人は矯正装置が外れたり、破損したりしやすいのも、治療が長引く要因になります。

 

アンキローシス(骨性癒着)

 

歯とそれを支える骨の間には「歯根膜(しこんまく)」というクッションが存在し、このクッションの周囲に骨の吸収や新生に関わる細胞が多く存在しています。一方で、歯の中にはこの歯根膜が存在せず、歯と骨が直に結合(癒着)しているものが稀に存在します。これを専門的に「アンキローシス」といいますが、アンキローシスを起こした歯は矯正力をかけても動かすことができません。アンキローシスを生じている歯の歯列矯正では、通常とは異なる特殊なアプローチが必要になります。

 

歯列矯正で歯の動くスピードを速めるには?

歯列矯正でできるだけ歯をスムーズに動かし、治療期間を短縮する方法に以下の2つがあります。

 

技術力の高い矯正歯科医を選ぶ

 

歯列矯正の精度や仕上がりは、実際に治療をする歯科医の技術力によっても大きく左右します。歯列矯正の実績が豊富な歯科医は個々の症例に応じて効率の良い治療法や装置の選択にも長けており、最短でゴールに向かう道筋を立てるのも得意です。可能な限り早く、最短で治療を進めたい場合は、このような歯列矯正の知識や実績を備えた専門医を探していきましょう。

 

先進的な治療を組み合わせる(インプラント矯正など)

 

昔と比べて歯列矯正の装置や治療法の種類はバラエティに富み、近年は歯の動くスピードを速くし、治療期間を短縮する治療法や装置が誕生しています。

 

例えば、歯列矯正にインプラントを組み合わせた「インプラント矯正(歯科矯正用アンカースクリュー)」と呼ばれる治療もその1つです。この方法はチタン製の小さな医療用ネジを顎の骨の中に埋め込み、それを固定源にして歯を動かしていきます。ワイヤー矯正やマウスピース矯正に組み合わせることで歯が効率的に動き、トータルの治療期間を短縮することができます。

 

費用は別途かかりますが、このような先進的な治療を組みわせることも治療を早く終わらせる手段の1つでしょう。

 

治療を長引かせないために注意すべきこと

どんなに術者の技術が優れていても、患者様の協力なしでは歯列矯正を成功に導くことはできません。

 

これは治療期間に関しても同じで、治療を少しでも早く終わらせるために治療中は以下の点にご協力いただくようお願いいたします。

 

予約した日を守り、予定通り通院する

 

一般的な歯科治療と比べ歯列矯正の通院頻度は少ない一方で、1~2か月ほど間が空いてしまうため次回の予約を忘れてしまうことも少なくありません。予定した日に装置や器具の調整が行えないと、歯の動くスピードも遅くなってしまうため注意が必要です。やむをえない事情を除いて、予約日は必ず守るようにしてください。

 

歯科医の指示を守る

 

歯科医に装着するようにいわれた装置や器具は、装着時期や時間を守って必ずつけるようにしましょう。とくに、マウスピース矯正は装置の装着・交換のほとんどを患者さんの管理にゆだねられます。適切な時期に交換・装着が行われないと、予定通りの歯並びにならなかったり、治療が遅れたりするおそれがあるので注意が必要です。

 

セルフケアを徹底し、むし歯・歯周病を予防する

 

矯正治療中にむし歯や歯周病になると、トータルの治療期間が大幅に伸びてしまいます。治療中は装置によりむし歯・歯周病のリスクが高まるため、普段以上にセルフケアを徹底するよう心がけましょう。

 

まとめ

以上、【前半】【後半】の2回にわけて「矯正治療で歯が動きやすい人の特徴」についてご紹介しました。

 

歯の動くスピードや治療期間は個々のお口の状態や体質、習慣のほかに、患者様自身の治療への取り組み方によっても大きく変わってきます。治療でわからないこと・不安なことなどありましたら、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話03-3535-8711

  • メール相談
  • web予約

住所〒104-0061
東京都中央区銀座1-5-14 銀座コスミオンビル2F (並木通り沿い)

このページの先頭に戻る