医院ブログ|スウェーデン矯正歯科

銀座一丁目駅 徒歩1

お問い合わせ03-3535-8711

キービジュアル

子供の歯並び矯正(小児矯正)!大人と子供では治療法は異なるの?【後編】 銀座

2022年09月20日

前回は大人と子供の矯正の違いについてや、子供のうちに矯正した方がいい理由について紹介しました。

子供のうちの中でも早期に矯正治療を始めるメリットは多いですが、具体的にどのように矯正するのか気になるところですよね。

 

今回は子供の矯正方法とはどのようなものがあるのか、大人とは異なる点について紹介していきます。

 

子供の矯正タイミングは大きく分けて2つ

子供が矯正するタイミングは、大きく分けて2つあります。

乳歯と永久歯が混合する混合歯列期と、永久歯に生え変わった永久歯列期の2つです。

それぞれ、どのような治療になるのか説明します。

 

《子供の矯正タイミング①混合歯列期》

まず1つ目の矯正タイミングは、乳歯から永久歯に生え変わり始める、混合歯列期と呼ばれる時期です。

個人差はありますが、6歳~10歳くらいの時期が矯正を始めるのに良いタイミングと言えます。

永久歯に生え変わることで、顎も成長するため、顎が一生のうちに大きく動く時期です。

そのため顎の成長を矯正治療に利用でき、歯並びだけはなく、顎の幅を広げたり、バランスを整える治療もできます。

 

【矯正方法】

・拡大床(取り外し可能な装置。顎の横幅を広げて、歯の並ぶスペースを確保する)

・急速拡大装置(固定式の拡大装置。歯の並ぶスペースを確保する)

・小児期用マウスピース型矯正装置(インビザラインファーストなど。歯並びを整える)

・歯列後方移動装置(奥歯を後方に移動させ、歯の並ぶスペースを確保する)

・リンガルアーチ(舌側弧線装置。顎の成長を促し、噛み合わせ改善等に使われる)

など。

 

同時に舌癖や口呼吸などの歯並びに影響を与える癖がある場合、その癖を直していくためのトレーニングをする場合もあります。

 

《子供の矯正タイミング②永久歯列期》

2度目の矯正治療を始めるのに良いタイミングは、永久歯が生え揃う12歳以降の永久歯列期です。

ただし、この時期に顎骨の成長は完了することが多いので、主に歯並びの治療が中心となります。

矯正方法は大人の矯正方法とほとんど変わりません。

永久歯が生え揃ったことで、全体的な歯並びや噛み合わせを調整していきます。

 

混合歯列期に治療を始めていない場合は、抜歯をしてからの治療になる可能性もあります。

 

【矯正方法】

・ワイヤー矯正(表側・裏側)

・マウスピース矯正

など

 

子供が矯正治療する際の注意点

子供が矯正治療をする際には、大人の矯正治療と異なり、次の点に注意が必要です。

 

《口腔トラブルに注意する》

子供の場合は歯磨きなどの口腔ケアが子供自身だけでは十分にできない場合があります。

特にリンガルアーチや急速拡大床、ワイヤー矯正などに使われる固定式の装置をつけている場合、ブラッシングにはコツが必要です。

子供自身では十分にケアできず、虫歯や歯周病などのリスクが増えることがあります。

 

歯科医院で親も一緒にブラッシング指導を受け、仕上げ磨きや歯磨き後のチェックをしてあげるようにしましょう。

 

《治療期間を考慮する》

子供の矯正は治療期間をよく考慮し、開始時期を決める必要があります。

受験や部活で忙しい時期など、子供が矯正をすること、通院を負担に思うタイミングでの治療は避けたいところ。

矯正を始めたはいいものの、治療が続かなくなる可能性があるので、治療にかかる期間を考えて、負担なく治療に入れるタイミングを子供とも相談しながら選びましょう。

 

まとめ

子供の矯正は大人の矯正とは異なる部分があります。

一番大きな違いは、子供の成長力を利用した矯正であるか、そうでないかです。

子供の治療は成長力を活かした治療ができるため、大人よりも治療期間が短く、複雑な治療になりにくいです。

特に乳歯から永久歯に生え変わるタイミングである、混合歯列期に治療を始めることで、将来的な矯正治療における抜歯のリスクを減らすことができます。

このように早期に治療を開始することのメリットは大きいため、歯並びについて気になった時点で、早めに歯科医院へ相談するといいでしょう。

子供の歯並び矯正(小児矯正)!大人と子供では治療法は異なるの?【前編】 銀座

2022年09月15日

子供の歯並びが気にある場合、小児矯正を考えることがあると思います。

しかし、まだ成長途中の子供なので、歯の生え代わりや身体の成長もあるため、大人とは治療法が異なるのか気になるところですね。

子供のなのに、歯に矯正装置を装着するのはかわいそう、管理が難しそうと感じる方もいるかもしれません。

 

しかし、矯正治療は子供の頃から、またできるだけ早期に始めた方がいいと言われています。

これは、どのような理由からでしょうか。

 

今回は子供の矯正治療について、大人の矯正との違いや、早期の矯正治療が良いされている理由をまとめました。

 

子供と大人の矯正との違い

子供の矯正と大人の矯正の違いは、まさに「成長中」であるか、そうでないかです。

子供は歯が乳歯から永久歯へ生え変わったり、顎自体も成長していきます。

そのため歯も動きやすく、顎の骨も柔らかいため、その成長を利用した矯正治療が可能です。

 

大人の場合は生え代わりや顎骨の成長は終わっています。

同程度の歯並びを矯正する場合は、子供の方が治療しやすいため、矯正は子供のうちに始めておくのがいいと言われています。

 

矯正は子供のうちに始めた方がいい?

矯正を子供のうちに始めておくのには、いくつかメリットがあります。

 

《メリット①歯が動きやすい》

子供は大人に比べて顎や関節が成長途中であるため、軟らかいです。

そのため、同じように歯を動かすにしても、大人よりも歯が動きやすく、動かしたいと思う方法へ矯正しやすいと言えます。

歯が動きやすい分、矯正治療における痛みも少ないのもメリットの1つでしょう。

 

《メリット②矯正期間が短く済む》

歯が動きやすいため、大人よりも矯正期間が短く済むことが多いです。

短期間での治療が可能であれば、通院回数も減りますし、その分費用も抑えられます。

 

《メリット③抜歯のリスクが減る》

子供といっても年齢によって変わりますが、就学前から12歳頃までに始めた場合は、特に顎の骨が柔らかく、歯の並ぶスペースを作るための治療が行われることが多いです。

歯並びのスペースを作っておけば、永久歯へ生え変わった時に永久歯が綺麗に並びやすく、抜歯をするリスクが減らせます。

そのため、成長期であればいつでもいいというわけではなく、比較的早期に治療する方が望ましいとされています。

 

また、難症例であっても、成長していくことを見越した治療をすることにより、大人よりも簡単に治療できることもあります。

 

《メリット④顎・顔のバランスを整えられる》

早めに矯正治療を始めると、子供の成長を利用した治療が可能なため、歯の位置はもちろん、顎の幅や上下の顎のバランスも治療可能です。

顎の成長が止まった大人と比べ、その成長力をいかし、自在にコントロールできます。

いわゆるかっこいい、かわいい顔貌に見た目のバランスも整えてあげられます。

 

今日はここまで。

子供のうちに、また子供のうちでも早期のうちに矯正治療をする方がメリットはたくさんあると分かりました。

そこで次回は子供の矯正はどのような方法で進めるのかについて紹介します。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話03-3535-8711

  • メール相談
  • web予約

住所〒104-0061
東京都中央区銀座1-5-14 銀座コスミオンビル2F (並木通り沿い)

このページの先頭に戻る