子供の歯並び矯正(小児矯正)!大人と子供では治療法は異なるの?【前編】 銀座
2022年09月15日
子供の歯並びが気にある場合、小児矯正を考えることがあると思います。
しかし、まだ成長途中の子供なので、歯の生え代わりや身体の成長もあるため、大人とは治療法が異なるのか気になるところですね。
子供のなのに、歯に矯正装置を装着するのはかわいそう、管理が難しそうと感じる方もいるかもしれません。
しかし、矯正治療は子供の頃から、またできるだけ早期に始めた方がいいと言われています。
これは、どのような理由からでしょうか。
今回は子供の矯正治療について、大人の矯正との違いや、早期の矯正治療が良いされている理由をまとめました。
子供と大人の矯正との違い
子供の矯正と大人の矯正の違いは、まさに「成長中」であるか、そうでないかです。
子供は歯が乳歯から永久歯へ生え変わったり、顎自体も成長していきます。
そのため歯も動きやすく、顎の骨も柔らかいため、その成長を利用した矯正治療が可能です。
大人の場合は生え代わりや顎骨の成長は終わっています。
同程度の歯並びを矯正する場合は、子供の方が治療しやすいため、矯正は子供のうちに始めておくのがいいと言われています。
矯正は子供のうちに始めた方がいい?
矯正を子供のうちに始めておくのには、いくつかメリットがあります。
《メリット①歯が動きやすい》
子供は大人に比べて顎や関節が成長途中であるため、軟らかいです。
そのため、同じように歯を動かすにしても、大人よりも歯が動きやすく、動かしたいと思う方法へ矯正しやすいと言えます。
歯が動きやすい分、矯正治療における痛みも少ないのもメリットの1つでしょう。
《メリット②矯正期間が短く済む》
歯が動きやすいため、大人よりも矯正期間が短く済むことが多いです。
短期間での治療が可能であれば、通院回数も減りますし、その分費用も抑えられます。
《メリット③抜歯のリスクが減る》
子供といっても年齢によって変わりますが、就学前から12歳頃までに始めた場合は、特に顎の骨が柔らかく、歯の並ぶスペースを作るための治療が行われることが多いです。
歯並びのスペースを作っておけば、永久歯へ生え変わった時に永久歯が綺麗に並びやすく、抜歯をするリスクが減らせます。
そのため、成長期であればいつでもいいというわけではなく、比較的早期に治療する方が望ましいとされています。
また、難症例であっても、成長していくことを見越した治療をすることにより、大人よりも簡単に治療できることもあります。
《メリット④顎・顔のバランスを整えられる》
早めに矯正治療を始めると、子供の成長を利用した治療が可能なため、歯の位置はもちろん、顎の幅や上下の顎のバランスも治療可能です。
顎の成長が止まった大人と比べ、その成長力をいかし、自在にコントロールできます。
いわゆるかっこいい、かわいい顔貌に見た目のバランスも整えてあげられます。
今日はここまで。
子供のうちに、また子供のうちでも早期のうちに矯正治療をする方がメリットはたくさんあると分かりました。
そこで次回は子供の矯正はどのような方法で進めるのかについて紹介します。