噛み合わせの治療法と歯列矯正費の基準【後編】
2023年06月27日
こんにちは。スウェーデン矯正歯科です。
今回は前回の【前編】に引き続き、噛み合わせの治療法と歯列矯正費の基準についてご紹介していきます。【後編】は以下の項目の解説です。
・噛み合わせの治療法の種類
・矯正治療が必要な噛み合わせ
・矯正治療で噛み合わせを治す場合の費用の基準
噛み合わせの治療法の種類
噛み合わせを改善する治療法には、以下の大きく3つがあります。
①矯正治療
噛み合わせの改善で最も多く選択されるのは矯正治療です。代表的な方法に、「ワイヤー矯正(表側・裏側)」と「マウスピース矯正」があります。さらに、これらの治療法は全体的に噛み合わせを治す「全体矯正」と、噛み合わせが気になるところだけを治療する「部分矯正」に分けられます。一般に、部分矯正のほうが治療期間は短く、費用も安いのが特徴です。
②外科的矯正治療
あごの大きさや形が問題で噛み合わせが悪く、通常の矯正治療では改善が難しい場合は手術を併用した外科的矯正治療を検討します。
③補綴(ほてつ)治療
補綴(ほてつ)治療は、人工物を補って噛み合わせを改善する治療法です。むし歯で歯が大きく欠けた場合は、詰め物や被せ物で噛み合わせを回復していきます。また、歯周病などで歯を失った場合は、ブリッジやインプラント、入れ歯などで代わりとなる歯を補って噛み合わせを改善します。
矯正治療で治しておきたい噛み合わせ
【前編】でご紹介したように、噛み合わせが悪くなる原因にはいくつかあり、その原因によって治療の方法も異なります。一般に、「生まれつき」や「悪習癖」が原因で噛み合わせが悪い場合は、矯正治療による改善が必要です。その具体的な噛み合わせを以下にご紹介していきましょう。
下顎前突(受け口・しゃくれ)
下顎前突は上下の歯で噛んだときに、下の前歯が上の前歯よりも前方に出てしまう噛み合わせです。一般に「受け口」「しゃくれ」と呼ばれる噛み合わせがこれにあたります。
上顎前突(出っ歯)
上顎前突は一般に「出っ歯」と呼ばれる噛み合わせで、上下の歯で噛んだときに上の前歯が下の前歯よりも大きく前に突き出した状態になります。
過蓋咬合(かがいこうごう)
過蓋咬合は上下の歯で噛んだときに、上の前歯が下の前歯に大きく被さる状態になる噛み合わせです。下の前歯が見えなくなるほど、上の前歯が深く噛みこみます。
開咬(かいこう)
開咬は奥歯で噛んだときに、上下の前歯が離れている噛み合わせです。前歯が閉じないため、麺類やパンなどを前歯で噛み切ることができません。
矯正治療で噛み合わせを治す場合の費用の基準
矯正治療にかかる費用の目安
先に項目でご紹介したように、噛み合わせを治す矯正治療には「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の2種類の治療法があります。さらに、ワイヤー矯正は装置を歯の表側に装着する「表側矯正」と、裏側に装着する「裏側矯正」の2つのタイプに分かれます。それぞれの治療の目安は以下の表の通りです。
全体矯正 | 部分矯正 | |
ワイヤー矯正(表側矯正) | 70万円~120万円 | 30万円~60万円 |
裏側矯正 | 100万円~160万円 | 50万円~80万円 |
マウスピース矯正 | 70万円~100万円 | 20万円~50万円 |
「矯正治療費」以外でかかるもの
上記の表で示した費用のほかにも、矯正治療ではカウンセリングや検査、装置の調整費用などが別途かかります。費用の目安は以下の通りです。
・カウンセリング・相談料:無料~5,000円前後
・精密検査・診断料:20,000円~50,000円前後
・調整料:5,000円~10,000円前後
まとめ|噛み合わせが気になる方は「無料矯正相談」でお気軽にご相談ください
噛み合わせは生まれつきや悪習癖のほか、むし歯や歯周病、過去の歯科治療でも悪くなることがあります。生まれつきや悪習癖が原因による噛み合わせについては、多くのケースで矯正治療が必要です。
スウェーデン矯正歯科では矯正治療に関する個別無料相談を実施しております。ご自分の噛み合わせに自信のない方、悪い噛み合わせによるリスクが心配な方は、ぜひ当院の無料相談でお気軽にご相談ください。