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過去に治療した歯が「後戻り」してしまった歯の再矯正【後編】 銀座

2022年07月30日

せっかく矯正治療した歯が後戻りしてしまった…

そういうことはできるだけ避けたいものですが、前編で紹介したように様々な原因から「後戻り」してしまうこともあります。

後戻りしてしまうと、またきれいな歯並びを手に入れるためには再矯正が必要です。

今回は再矯正にはどのような方法があるのか、紹介していきます。

 

後戻りしてしまった歯の再矯正方法

再矯正は、後戻りがどの程度かによって矯正方法は異なります。

また、費用に関しても初めて矯正治療を行う場合とは異なり、費用は抑えられることが多いです。

矯正を行った歯科医院で再矯正を行う場合には、後戻りの原因も考慮し、費用を決定することが多いです。

再矯正は期間も短いのが一般的です。

 

【部分矯正】

リテーナーを付ける期間が短かった、装着を怠った場合の後戻りは矯正治療終了後、比較的早い時期に見られます。

リテーナーは矯正直後の動きやすい歯を固定するための矯正装置のため、それを着けていない時点で歯は動いていくからです。

その動き方が少なければ、その部分だけを部分矯正も可能です。

 

部分矯正は歯列全体でなく、後戻りが目立つ部分だけを再矯正する方法です。

後戻りが比較的少ないケースは部分矯正が可能です。

部分矯正にはマウスピース矯正、ワイヤー矯正、裏側矯正などの種類があります。

どの矯正方法でも、全体矯正に比べて費用は掛からず、矯正期間も6ヶ月~1年で再矯正が完了することが多いです。

 

【全体矯正】

成長や癖による後戻りは、急な後戻りではなく、何年かかけて、また何年後かに気が付いたら後戻りをしていたということもあります。

成長の場合は、成長したことによって新たに噛み合わせが乱れてきたり、前歯が前に出ていることなどが気になってくるケースもあるでしょう。

その際には全体矯正を行う場合もあります。

癖による後戻りの場合は、MFT(口腔筋機能療法)トレーニングを矯正治療と並行して行い、再矯正後にさらに後戻りするのを予防します。

全体矯正で再矯正をする場合、かかる期間は2年程度と言われていますが、後戻りの程度によっても異なります。

 

具体的にどのような再矯正方法があるのか見ていきましょう。

 

《マウスピース矯正》

再矯正の場合はできるだけ目立たない矯正方法を希望する方が多い傾向にあります。

そのため、透明で目立ちにくい矯正装置であるマウスピース矯正も人気です。

 

《ワイヤー矯正》

どんな症例にも対応できる矯正方法がワイヤー矯正です。

後戻りが原因で噛み合わせ治療等も必要になったケースなどに対応できます。

一般的なワイヤー矯正は歯の表側に矯正装置やワイヤーを付けますが、それらの装置が目立つのが気になる場合は裏側矯正といって、歯の裏側に装置を付ける方法もあります。

どちらも再矯正の場合は、初めて矯正するときよりもかかる期間が短く、費用も抑えられることが多いでしょう。

 

まとめ

後戻りは矯正治療において、誰にでも起こりうることです。

しっかりとリテーナーを付けていても、その他の様々なことが原因となり、起こる可能性もあります。

口の中の状態は加齢とともにも変わってきますし、新たな悪癖ができることもあるからです。

 

そのため、矯正治療は一回きりで終わり、一生涯その歯並びが保てると保証されているわけではありません。

矯正治療終了後に再矯正を受けること=失敗ではありません。

簡単な再矯正であればすぐに終わるので、気になる箇所があれば医師に相談し、定期的なメンテナンスの1つとして再矯正を考えるのもいいかもしれません。

過去に治療した歯が「後戻り」してしまった歯の再矯正【前編】 銀座

2022年07月29日

歯列矯正治療において、失敗と考えられることが多いのが、矯正治療後の「後戻り」と言っても過言ではありません。

後戻りとは、矯正治療により理想的な位置に動かした歯が、元あった場所に戻ってしまうことです。

 

後戻りをしてしまうと、もう一度理想の歯列にするためには再矯正が必要です。

せっかく費用や期間をかけて矯正したのに、更に費用や期間がかかる再矯正。

今回はその後戻りしてしまった場合の再矯正について、原因や治療方法について紹介していきます。

 

矯正した歯が後戻りする原因は?

矯正した歯が後戻りしてしまう原因には、どのような原因があるでしょうか。

 

【原因1.保定が不十分】

後戻りの原因の中で最も多いのが、動的治療後にリテーナー(保定装置)をつけていなかった、つけていても使用時間や方法を守れていなかったという原因です。

矯正治療完了後すぐは、歯がとても動きやすい時期。

歯を動かすときには、歯と歯茎の隙間の血管膜(歯根膜)を拡げながら少しずつ矯正装置で力をかけて動かすのですが、その血管膜は矯正直後は開いたままの状態です。

つまり、歯と歯を支える土台に隙間があると、歯は安定せず、ぐらぐらと動きます。

 

その血管膜が埋まり、歯が安定するまでには、6ヶ月から1年は最低かかると言われており、その間矯正した位置に歯を固定しておく装置がリテーナー(保定装置)です。

しかし、リテーナーを付けるのを怠ったり、保定期間よりも短い期間しかつけなかったなど、リテーナーの使用に不十分さがあると、後戻りをしてしまう原因となります。

 

また、リテーナーに何らかの不備がある場合も、後戻りしてしまうことがあります。

 

【原因2.悪癖】

歯を舌で前に押してしまうなどの舌癖や、食いしばり、顎の動き、口呼吸の癖の癖なども、後戻りの原因の1つです。

歯並びに影響してしまう悪癖は矯正前からある方も多いですが、矯正後もその癖が改善されていなければ、また歯並び悪化の原因になります。

舌癖や口呼吸などはMFT(口腔筋機能療法)といったトレーニングで改善することができます。

矯正中にこのトレーニングを行うことで、後戻りの予防につながります。

 

【原因3.治療が不十分】

歯列矯正治療ではまず歯を傾くように倒れさせ、その後歯根が動いて歯が直立になるのを待ってから、また少しずつ動かしていきます。

しかし、歯根の動きが不十分のまま治療を終えてしまうと、後戻りの原因となります。

治療終了前には、治療を終えてもいいのかをしっかり確認する必要があるのです。

 

【原因4.計画にミスがあった】

そもそも治療計画にミスがあった場合も、後戻りがしやすいです。

・外科手術が必要だったものの矯正治療だけで対処しようとした

・非抜歯での矯正治療に無理があった

・不適切な歯を抜歯してしまった

など。

それぞれの歯並び、顎の状態等、いろんな方面から治療計画を立てるべきところを、治療に無理が生じた場合も、後戻りしてしまう可能性が上がります。

 

【原因5.治療後の成長】

成長における変化を見越して治療計画を立てなかった場合も、後戻りの原因となることもあります。

特に小中高生など成長期の子どもの治療の場合は、身長の伸びとともに顎も成長します。

そのため、成長期の治療の場合は慎重に治療計画を立てる必要があります。

 

また、親知らずが後戻りの原因になることもあります。

親知らずの生え方によって、隣の奥歯を圧迫するようなことがあれば、後戻りの原因になりえるからです。

矯正後の歯並びを維持するためには、親知らずの生え方にも注目し、必要であれば抜歯するなどの対策が必要です。

 

今回はここまでにします。

次回は後編にて、後戻りしてしまった場合、どのような方法で再矯正をするのか、またかかる費用や期間について紹介します。

「横顔美人」を目指す矯正とは?顔貌を綺麗に整える!【後編】 銀座

2022年06月29日

歯列矯正で横顔美人が目指せる…

特に出っ歯、受け口、叢生などにお悩みの方は、そのケースを改善することが、顔貌を綺麗に見せることにつながる可能性があります。

もちろん口元だけが横顔の印象の決め手ではありませんが、鼻先と顎先を結んだEラインがすっきりと整っていることは、横顔の印象を左右する大切な要素の1つです。

 

今回は具体的な矯正方法を紹介するとともに、それぞれにかかる期間や費用について紹介していきます。

 

歯列矯正で横顔美人に!矯正方法は?

横顔の印象を左右する、口元の悩みを改善するための歯列矯正方法には主に次のようなものがあります。

 

【ワイヤー矯正】

ワイヤー矯正は歯の表面や裏側にブラケットと言われる装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。

幅広い歯並びのケースに対応が可能で、Eラインを整えるための出っ歯、叢生、受け口のどの治療にも向いています。

 

ブラケットやワイヤーを歯の表面につけると装置が目立ってしまいますが、歯の裏側に付ける裏側矯正や、ブラケットやワイヤーを目立ちにくい白や透明の装置にすることも可能です。

 

《期間・費用》

期間や費用は症例によって大きく異なりますが、相場は次の通りです。

・表側全体矯正…期間:2年〜3年程度 費用:70万円〜110万円程度

・裏側全体矯正…期間:2年〜3年程度 費用:100万円~150万円程度

・表側部分矯正…期間: 6ヶ月〜1年半程度 費用:40万円~60万円程度

※裏側矯正の方が技術が必要なことが多いため、少し費用が高くなる傾向があります。

 

【マウスピース矯正】

透明なマウスピースを装置として使う矯正方法をマウスピース矯正と言います。

マウスピースは一定期間で交換しながら、少しずつ歯並びを整えていきます。

 

マウスピースは自分でも取り外し可能なので、食事中や歯磨きの時には取り外して行えるのがメリットです。

しかし、取り外している時間が長いと矯正の効果がありません。

1日20時間以上装着することが必要です。

また、複雑な歯並びの矯正には適応されない場合があります。

 

《期間・費用》

マウスピース矯正の場合も、症例によって期間や費用は大きく異なります。

また、マウスピースにはいくつかメーカーがあり、どのメーカーのものを使うかによっても異なりますが、相場は以下の通りです。

・マウスピース矯正…期間:2年〜3年程度 費用:90万円〜110万円程度

 

【抜歯治療・外科手術】

歯を並べるスペースが少ない場合、抜歯をしてから矯正治療に入ることがあります。

特に口元が前に出て、Eラインが崩れているケースでは抜歯が必要になることも。

しかし、最近では歯科矯正用アンカースクリューという小さなネジを歯槽骨に埋めこみ、それを固定源として歯列矯正に使用することで、抜歯をせずにできることも増えています。

 

また、歯並びではなく、骨格自体が要因での出っ歯、受け口の場合は外科手術をしてから、矯正治療をすることもあります。

症例によってどのような外科手術が必要になるかは異なります。

 

歯列矯正で横顔美人を目指すメリット・デメリット

歯列矯正の方法を紹介しましたが、歯列矯正で横顔美人を目指すメリットはどんな点でしょうか。

また、デメリットはあるのでしょうか。

 

【メリット】

《①歯列を整えられる》

歯列も整えられるので、笑った時の口元も綺麗に整えられます。

正面からの顔にも自信が持てますね。

 

《②噛み合わせも改善できる》

歯並びとともに噛み合わせも改善することで、体の健康につながることがあります。

肩こりや首こりなどは噛み合わせが悪いことによって引き起こされることもありますし、顎関節症の原因になることも。

また、噛み合わせが悪いと食べ物をきちんと噛み切らないまま飲み込んでしまい、胃腸の負担になることもあります。

噛み合わせが改善され、しっかりと食べ物を咀嚼できるようになると、ダイエット効果が期待できることもあります。

 

《③口腔内のケアがしやすくなる》

歯並びが改善されると歯磨きなどの口腔内のケアがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

口腔内の健康を保てるというのも、メリットの1つですね。

 

【デメリット】

《①美容整形に比べ時間がかかる》

美容整形で横顔を綺麗に見せる手術をした場合、ダウンタイムが長くかかったとしても半年程度と言われているのに対し、歯列矯正は保定期間も入れると半年以上かかることが多いです。

そのため、すぐにコンプレックスを解消できるわけではありません。

 

《②装置によっては目立つ》

ワイヤー矯正の表側矯正などは装置が目立ってしまうので、矯正期間はそれ自体がコンプレックスになってしまう方も。

気になる方は目立ちにくい裏側矯正やマウスピース矯正をおすすめします。

 

まとめ

歯列矯正で、鼻を高くしたり、鼻先をすっとさせることはできませんが、口元を整えられる可能性はあります。

口元の綺麗な要素であるEラインを整えることで、横顔をシャープにすっきりと改善することは可能です。

美容整形よりも治療期間は長くかかりますが、将来の歯の健康や体全体の健康へもつながります。

横顔にコンプレックスを持っている方は、歯列矯正という選択肢も考慮に入れてみてください。

「横顔美人」を目指す矯正とは?顔貌を綺麗に整える!【前編】 銀座

2022年06月28日

シャープな横顔の「横顔美人」に憧れる方、多いですよね。

横顔を整えるとなると、丸みを帯びたおでこや通った鼻筋が注目されがちですが、口元も重要な要素です。

一般的に理想とされる口元の基準として、「Eライン(エスティックライン)」というものがあります。

Eラインとは鼻先と顎の先を結んだラインのことで、このライン上に唇があるのが理想とされています。

 

横顔美人を目指して、この理想的なEラインへの美容整形を考える方もいるかもしれませんが、口元に関しては美容整形でなく”歯列矯正”で整えられるケースもあります。

今回は横顔美人になりたい方に、歯列矯正で横顔をシャープにできるケースはどのようなものがあるのか、また歯列矯正方法についてご紹介していきます。

 

横顔の印象を左右する「Eライン」

人差し指を鼻先と顎の先に当ててみてください。

この時、人差し指に少し触れる程度が理想的なEラインができているということです。

Eラインよりも唇が外に突き出ている場合は、出っ歯や叢生、反対にEラインよりも口元が内側に入り込んでいるケースでは受け口などが考えられます。

これらのケースは美容整形でなくても、歯列矯正により、改善できる可能性があります。

 

【口先が突き出ているケース】

Eラインよりも、口先が前に突き出しているケースは次のような歯並びであることが考えられます。

 

《出っ歯》

出っ歯は上顎前突(じょうがくぜんとつ)とも呼ばれ、上の歯列や歯自体が前に突き出した状態のことを言います。

原因は様々ありますが、指しゃぶりや口呼吸の習慣、舌で前歯を押す癖などによるものや、上顎が下顎よりも大きいと言った骨格自体の問題もあります。

 

歯列矯正では、歯列が前に出ているのを通常位置に整えます。

また、骨格自体が原因の場合、上顎前歯部歯槽骨骨切り術という外科手術を行った後に歯列矯正を行うこともあります。

 

《叢生(そうせい)》

歯が横に並ばす、ガタガタと生えている歯並びのことを叢生と言います。

歯が並ぶスペースが足りないことや、永久歯の生えるタイミングなどにより叢生になることが多いですが、この場合も前歯が前に出るように生えることがあります。

 

出っ歯と同じく、前に出ている歯列を通常位置に整えながら、歯並びも綺麗に整えていきます。

歯の並ぶスペースを確保するために、抜歯を行うこともあります。

 

【口元が内側に入り込んでいるケース】

反対に口元がEラインよりも内側に入り、口元が凹んでいるように見えるケースや鼻先よりも顎先が出ている場合、次のことが考えられます。

 

《受け口》

受け口とは下顎が上顎よりも前に出ているケースのことを指します。

反対咬合や下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼ばれます。

遺伝要因や骨格要因が多いです。

 

歯列矯正で上下の歯の噛み合わせを改善する治療を行います。

矯正前に外科手術を行うこともあります。

 

今日はここまでにします。

次回は、具体的な歯列矯正の方法の他、歯列矯正で横顔美人を目指すメリットについて紹介します。

歯並びの「中心線にずれがある」場合の治療法とは?【後編】 銀座

2022年05月31日

前回は、中心線のずれとはどのような状態なのか、またそれの原因とずれがもたらすデメリットについて紹介しました。

中心線のずれは見た目の悪さといったデメリットだけでなく、噛み合わせに影響したり、虫歯や歯周病の原因になると分かりましたね。

そんなデメリットを避けるために、中心のずれは治療をしたほうがいいのでしょうか。

 

今回は中心線のずれを治療するメリットとともに、どのような治療方法があるのかについて紹介していきます。

 

中心線のずれを治療するメリット

中心線のずれを改善する治療すれば、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

 

【メリット①見た目のコンプレックスが解消される】

中心のずれによる見た目の違和感を解消できます。

左右非対称だった歯並びも、左右対称に治療していくことで、すっきりとしたきれいな歯並びに。

コンプレックスを持っている方も、その悩みが解消されるでしょう。

 

【メリット②噛み合わせが良くなる】

中心のずれを治療し、歯並びを整える治療をすることは、噛み合わせの改善につながります。

食べ物を噛みづらかった場合も、それが解消され、しっかり噛めるようになり、胃腸に負担をかけることも少なくなるでしょう。

 

【メリット③口腔ケアが簡単に】

中心線を整えて歯並びを改善すれば、口腔ケアもしやすくなります。

磨きにくい箇所、食べ物が挟まりやすい箇所が改善され、歯磨きもしやすいため、虫歯や歯周病の予防につながります。

 

中心線のずれの治療法

中心線のずれを治療するには、どのような治療法があるのでしょうか。

 

【中心線のずれは矯正治療で治療できる】

中心線のずれは歯列矯正で歯並びを整えることで改善が可能です。

歯列矯正と一言で言っても、矯正治療には次のような種類があります。

 

《マウスピース矯正》

透明で目立ちにくいマウスピースを装着し、歯を少しずつ正しい位置へ動かす矯正治療方法が、マウスピース矯正です。

マウスピース自体は取り外しができるので、食事や歯磨きは普段通りに可能。

装着時間を守らなければ治療の効果はありませんが、比較的簡単な歯並び治療に有効な矯正方法です。

 

《ワイヤー矯正》

ワイヤー矯正は歯の表面や裏面にブラケットと呼ばれる装置を付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく矯正治療方法です。

様々な歯並びの状態に対応できる治療方法で、噛み合わせをしっかり整えたいときに有効です。

装置は自分では取り外せないのと、装置を歯の表面に取り付けると目立ちやすいのがデメリットですが、治療の適応範囲が広く、比較的短期間で治療を終わらせられます。

 

【外科治療が必要な場合も】

顎の骨のゆがみが原因で、中心線にずれがある場合は矯正治療に先立って、外科治療が必要な場合もあります。

顎骨を正常な状態に整えた後で、歯列矯正を行います。

 

まとめ

中心線のずれは、見た目の悪さだけでなく、噛み合わせや口腔ケアのしづらさにも影響します。

治療すればこれらのデメリットも解消し、歯並びもすっきりとするでしょう。

気になる方は、今回紹介したような治療法を検討してみてください。

歯並びの「中心線にずれがある」場合の治療法とは?【前編】 銀座

2022年05月31日

口を開けて、”イ”の口の形にし、鏡を確認してみてください。

上の前歯2本と、下の前歯2本の隙間を線でつないだ時、まっすぐに線がつながっているでしょうか。

 

この前歯の線のことを中心線(または正中線)と呼びます。

理想的な歯並びは、中心線が上下でつながっていて、”ずれ”がない状態です。

また、この中心線を軸として、左右対称の歯並びであることが理想的だと言われています。

 

歯並びはガタガタ、デコボコしているわけではなく、一見きれいな歯並びの場合でも、この中心線にずれがある場合は要注意。

なぜなら中心線がずれている場合、様々なデメリットが存在するからです。

 

もし、中心線にずれがある場合では、治療は可能なのでしょうか。

今回は中心線のずれとはどのような状態であるかとともに、治療法等をご紹介します。

 

中心線の”ずれ”とは?

中心線のずれとは、先述したように、前歯2本の間の隙間が上下でずれている状態を指します。

また、顔の鼻筋を軸に縦に1本線を引いたとき、歯の中心にずれがある場合も、中心線がずれている歯並びだと言われることもあります。

 

【中心線がずれる原因】

中心線がずれている原因として次のようなものが考えられます。

 

《原因①歯の大きさが左右異なるため》

歯の大きさが左右で異なると、大きい方の歯が小さい歯の方へずれてくることも。

そのため中心線が左右どちらかにずれたり、左右非対称の歯並びになることがあります。

 

《原因②左右で歯の数が異なるため》

また、左右の歯の数が異なることも、中心線のずれの原因になります。

先天性欠如歯など、何らかが原因で左右で歯の数が異なると、ない歯の位置へ隣の歯が傾くなどした結果、中心線がずれることがあります。

 

《原因③歯の生え方が左右で異なるため》

歯の生え方も原因の一つです。

歯がまっすぐ生えてくれば問題ありませんが、斜めに生えてきたり、傾いていたりする場合には中心線がずれて見えることがあります。

 

《原因④顎の骨の大きさが上下で異なるため》

顎の大きさが上下で異なることも原因として考えられます。

下顎の方が上顎よりも大きい、また下顎が小さすぎるなど…

元々の骨格が中心線のずれを作っている可能性もあります。

 

《原因⑤顔のゆがみがあるため》

左右で目の大きさが違う、口が左右どちらかに偏っているなど、人の顔は左右対称ではないことの方が多く、程度は個人差がありますが、顔のゆがみがあります。

そのゆがみによって、中心線がずれていることも考えられます。

 

中心線のずれによるデメリットとは?

中心線がずれていると、どのようなデメリットがあるでしょうか。

 

【デメリット①見た目の悪さ】

前歯の中心がずれ、左右非対称の歯並びは見た目に影響します。

違和感を持たれやすく、自分でもコンプレックスとなりやすいのがデメリットといえるでしょう。

 

【デメリット②噛み合わせが悪い】

中心線のずれは噛み合わせにも影響を及ぼします。

前歯では主に食べ物を噛みちぎりますが、噛み合わせのせいで上手く嚙みちぎれないこともあります。

 

また、前歯のずれが奥歯まで影響している場合は、奥歯の噛み合わせも悪く、食べ物をよく噛めないというデメリットも。

よく噛まないまま飲み込んでしまうと、胃腸に負担をかけ、体調へも影響することがあります。

 

【デメリット③虫歯や歯周病の原因に】

中心線のずれが歯の重なりや傾きなど、歯並びの悪さに大きく影響している場合、歯並びが複雑なところに食べ物のかすが残りやすかったり、歯磨きなどの口腔ケアがしづらかったりします。

それが虫歯や歯周病の原因につながることもあります。

 

今日はここまで。

次回は、中心線がずれている場合、治療法はどのようなものがあるのか、また治療することのメリットなどをご紹介します。

「前歯が閉じない状態(開咬)」を治療するには?【後編】 銀座

2022年04月28日

前歯が閉じない状態である、開咬(かいこう)。

開咬のままでは、前歯で食べ物を噛めないという以外にも、様々なデメリットがあると分かりました。

しかし、かいごうも他の不正咬合と同じく、治療はできます。

少し難しい治療にはなりますが、治療すれば開咬による様々なデメリットも解決、改善できる可能性は高いです。

 

開咬にはどのような治療法があるのでしょうか。

今回は治療方法と並びに、開咬を治療するメリットについても紹介していきます。

 

開咬の治療方法は?

開咬の場合、奥歯を圧下させて前歯の隙間を埋めるか、前歯を挺出を行い隙間を埋めるか、またその両方同時の治療をします。

これにはワイヤー矯正か、マウスピース矯正(インビザライン)が有効です。

また、同時に開咬の原因となる癖を治すトレーニングもすることが重要です。

 

【ワイヤー矯正】

奥歯が通常より大きいため、噛みあったときに前歯に隙間ができるタイプの開咬の場合、奥歯を引っ込める(圧下)の治療が必要です。

この治療は以前はワイヤー矯正では難しいと言われてきましたが、「歯科矯正用アンカースクリュー」と呼ばれる医療ねじを使用することで、簡単にできるようになってきました。

 

また、前歯の長さが短い場合は、前歯を引き出す(挺出)治療が必要。

この治療もワイヤー矯正で可能です。

 

【マウスピース矯正】

2006年に日本にも導入されたインビザラインも、開咬の矯正に有効な矯正装置です。

透明なマウスピースを使って、奥歯を圧下させたり、前歯の挺出を行えます。

 

【口腔筋機能療法(MFT)】

ワイヤー矯正やマウスピース矯正で開咬を治療しても、治療後保定させるのが難しいと言われる開咬。

そのため、歯列矯正治療中も、治療後も、口腔筋機能療法(MFT)と呼ばれる口腔筋のトレーニングをすることが重要と言われています。

 

具体的には、開咬の原因となっていた舌の癖、口呼吸の癖を改善するトレーニングです。

この癖を改善しなければ、また治療後にも開咬となる可能性が高いからです。

 

開咬を治療するメリットは?

開咬を治療すると、次のメリットが得られるようになります。

 

【メリット①見た目の改善】

まず、前歯が閉じない状態は、見た目がコンプレックスとなっていた方もいると思いますが、そのコンプレックスから解放されるでしょう。

しっかり閉じるようになれば、口を開けたときに違和感を抱かれにくくなります。

 

【メリット②口内環境の改善】

開咬であるために口が乾きやすく、口内環境が悪かった方も、前歯が閉じられるようになり、口呼吸が改善されれば、口内環境も改善されます。

歯周病や口臭の原因になる細菌も減るでしょう。

 

【メリット③食べやすくなる】

前歯で食べ物が噛みちぎれるようになるため、胃腸に負担をかけない食べ方ができるようになります。

また、前歯の隙間から食べ物をこぼしたり、咀嚼音が周りに聞こえやすいという点も改善されるでしょう。

 

【メリット④活舌が改善される】

前歯の隙間から空気が漏れることが少なくなるのと、話をするときに隙間から舌が出ることが少なくなるため、活舌が改善されます。

発音しにくかったサ行やタ行も発音しやすくなるでしょう。

 

まとめ

開咬は様々なデメリットを引き起こす不正咬合の1種ですが、歯列矯正治療で治せます

また、治すことによるメリットも大きいので、気になる方は一度歯科医院で相談してみましょう。

「前歯が閉じない状態(開咬)」を治療するには?【前編】 銀座

2022年04月20日

奥歯を噛み合わせた際、上下の前歯の間に隙間ができ、閉じない状態を開咬(かいこう)といいます。

開咬の場合、力を入れても隙間が空いていることが多く、食べ物を食べる際などに影響が出る、不正咬合の一種です。

その他にも様々なデメリットが存在する開咬。

 

今回はこの開咬の原因についてや、また治療しないまま放置しておくことで、どのようなデメリットがあるのかについて紹介します。

 

開咬(かいこう)とは?原因は?

開咬とは、前歯に隙間ができる、前歯が閉じない状態です。

奥歯は噛みあっているのに、前歯は力を入れても閉じられず、噛みあわないことが多いです。

オープンバイトとも呼ばれます。

 

開咬の原因には次のようなものが考えられます。

 

・小さい頃、指しゃぶりの癖があった

・舌を出す癖がある

・口呼吸している

・下顎の成長方向の問題(骨格的問題)

・奥歯が大きく、前歯が短い

・舌小帯が短い

 

下顎の成長方向や歯の大きさ、舌小帯が短いことについては遺伝である可能性が大きいですが、その他は普段の癖が原因となっていることがあります。

 

開咬のデメリット

開咬により、前歯が閉じない状態では次のようなデメリットがあります。

 

【デメリット①食べ物が噛み切れない】

前歯は食べ物を噛み切る大切な役割をしていますが、その前歯に隙間があり、噛みあわない場合は食べ物を噛み切ることができません。

前歯以外で噛み、細かく噛み砕くことができればよいですが、開咬の程度がひどく、食べ物を飲み込むように食べることが続くと胃腸に負担がかかります。

 

【デメリット②口が乾きやすい】

開咬の人は口自体が閉じにくい場合も多く、口を開けた状態で口呼吸をしている可能性もあります。

口呼吸では口の中が乾きやすい状態になり、細菌が繁殖しやすく、衛生的によくありません。

口内環境を整えてくれる唾液が少なくなるからです。

 

口内で細菌が繁殖すると、歯周病や口臭の原因になります。

また、口呼吸は風邪などの感染症にもかかりやすくなります。

 

【デメリット③活舌や発音に影響する】

前歯に隙間があると、そこから空気が漏れたり、舌が出てしまうことがあるので、活舌や発音にも影響します。

特にサ行、タ行が発音しづらく、はっきりと言えないことがあります。

 

【デメリット④食べ物をこぼしてしまう】

食事の際、前歯の隙間から食べ物をこぼしてしまうこともあります。

また、咀嚼音が外に漏れやすいというデメリットもあります。

 

【デメリット⑤見た目にコンプレックスを持つことも】

前歯に隙間があり、噛みあわない状態は、見た目に違和感を抱かれることもあります。

口が空きっぱなしになり、口元がだらしないという印象も与えることがあり、見た目にコンプレックスを抱く方もいます。

 

【デメリット⑥将来歯を失うリスクが高い】

前歯が噛みあわないと、噛む際には奥歯に負担がかかります。

このように力のかかり方のバランスが悪いと、負担が大きい歯が将来的に抜けてしまうリスクも高まります。

 

今回はここまでにします。

次回は開咬を治療する方法や、治療することで得られるメリットについて紹介していきます。

「噛み合わせが深い(過蓋咬合)」場合の治療法とは?【後編】 銀座

2022年03月31日

噛み合わせが正常よりも深い、過蓋咬合。

過蓋咬合をそのままにしておくと、様々なデメリットがあると分かりました。

デメリットを被る前に、できれば過蓋咬合の状態を治療しておきたいものです。

今回は、過蓋咬合の治療法にはどのようなものがあるのか、また治療することで得られるメリットについてまとめました。

 

過蓋咬合の治療法

過蓋咬合に適した治療法は、以下のようなものがあります。

 

【マウスピースタイプの装置での矯正】

小児期の過蓋咬合の治療として向いているのが、マルチファミリーなどのマウスピースタイプの装置を装着し、顎の健全な成長を促す治療法です。

不適切な顎や口周りの筋肉を緩め、上下顎の顎間関係を正常にしていきます。

 

ただし、あくまで顎の骨の成長を促すものなので、歯並びを改善することには不向きです。

また、成人の過蓋咬合の治療には使えません。

 

【ワイヤー矯正】

歯列矯正治療として一般的なワイヤー矯正も過蓋咬合を矯正するのに使われます

ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯の表面や裏面に取り付け、そこにワイヤーを通し、歯並びや噛み合わせを整えていく治療です。

歯のねじれを直したり、奥歯を挺出させたりすることで、噛み合わせを徐々に浅く、正常にしていきます。

 

【マウスピース矯正】

インビザラインなどのマウスピース矯正は、以前は過蓋咬合の治療は難しいとされてきましたが、最近ではマウスピースで矯正できる症例も広がり、過蓋咬合の治療にも有効だと言われています。

特にマウスピースは奥歯の挺出させたり、出過ぎた前歯の圧下させたりするのは得意な治療なので、症例によってはマウスピース矯正が過蓋咬合の治療に適切である場合もあります。

 

【補綴治療】

奥歯の擦り減りが大きい場合は、矯正治療で噛み合わせの位置を整えたとしても、歯の高さが足りず、噛み合わせが深いままになってしまいます。

そのため、奥歯に被せ物をして噛みあう位置の高さを調節治療、補綴(ほてつ)治療を行うケースもあります。

 

過蓋咬合を治療するメリットは?

過蓋咬合を治療することで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

【顎への負担が和らぐ】

まず過蓋咬合を治療すれば、顎への負担が和らぎます

顎関節症になるリスクが低くなるとともに、肩こりや首こりなどの負担も減るでしょう。

また、噛み合わせが正常になれば、食事の際もしっかりと噛むことができ、胃腸への負担もかかりづらくなります。

 

【口内トラブルが起こりにくい】

過蓋咬合が原因で口内に炎症を起こしやすくなっていた場合、治療することでそのトラブルが起きにくくすることもできます。

また、奥歯がすり減ることも少なくなり、被せ物がとれたり、破損したりなど、口内のさまざまなトラブルのリスクを抑えられます。

 

まとめ

過蓋咬合はできるだけ顎の成長期である小児期の治療が理想的ですが、成人の過蓋咬合も治療は可能です。

過蓋咬合は症状による違和感をすぐに覚えにくく、その状態に慣れて普通に生活している人が多いと思いますが、デメリットを被る前に一度歯科医院で相談してみるのもいいでしょう。

治療することで得られるメリットはたくさんありますよ。

「噛み合わせが深い(過蓋咬合)」場合の治療法とは?【前編】 銀座

2022年03月30日

上下の歯を噛み合わせた際、上の歯が下の歯を覆ってしまい、下の歯が全く見えないということはないでしょうか。

そのような状態を過蓋咬合(かがいこうごう)と言います。

通常では下の歯が少なくとも、歯の長さの4分の1程度見えているのが理想ですが、過蓋咬合、つまり噛み合わせが通常よりも深い場合、下の歯に上の歯が被さってほとんど見えません。

 

過蓋咬合であることで、自分では特に痛みを感じたり、違和感を持ったりすることは少ないかもしれませんが、実は過蓋咬合のデメリットが存在するのです。

今回は過蓋咬合とは具体的にどのようなものであるか、また過蓋咬合によるデメリットはどのようなものなのかを紹介していきます。

 

過蓋咬合とは?

過蓋咬合とは、上の歯が深く噛み合わさり、深くなった状態のことを指します。

ディープバイトとも呼ばれる、不正咬合の1種です。

 

【過蓋咬合の原因】

過蓋咬合の原因には以下のようないくつかの原因が考えられます。

 

・上顎に対して下顎が後方にある(顎の発育バランスが悪い)

・噛みあう力が強すぎる(歯ぎしりや食いしばり)

・上の前歯が大きく下に伸びている

・乳歯の奥歯を早期に失ったため、永久歯の奥歯が沈んで生えている

・永久歯の先天的欠如

 

などが考えられます。

 

過蓋咬合を放置しておくことのデメリットは?

過蓋咬合であることは、どのようなデメリットを生じさせるのでしょうか。

 

【デメリット①顎関節症の原因に】

まず、過蓋咬合の場合、噛み合わせが正常ではなく、通常より深く噛み合わさっていることで、顎の関節に負担がかかりやすいです。

特に上顎が下顎に大きく被さり、下顎の動きを制限し、関節に大きなストレスを与えることがあります。

この関節への負担は、顎関節症へつながることがあります。

 

【デメリット②肩こりの原因に】

噛み合わせがよくないため、歯ぎしりがうまくできず、顎の関節だけでなく、首や肩などのこりの原因になることもあります。

全身のバランスも崩しやすく、自律神経に影響が出る方もいます。

 

【デメリット③奥歯がすり減りやすい】

噛み合わせが深いため、奥歯には大きな負担がかかりすく、すり減りやすい状態です。

結果的に年齢を重ねると歯を失ってしまう可能性も出てきます。

 

かつ、抜けた個所に入れ歯やインプラント、また奥歯が虫歯になって詰め物や被せ物をしたとしても、噛み合わせが深いと強い力がかかり、詰め物がとれてしまったり、入れ歯やインプラントの脱離を繰り返すことになることがしれません。

 

【デメリット④上の前歯への負担が大きい】

歯を噛み合わせたときに、下の前歯が上の前歯に強く当たる場合もあり、そのケースでは上の前歯への負担が大きくなります。

下の歯に押し出され、上の前歯が前に飛び出し、出っ歯になることがあります。

 

【デメリット⑤口内炎になりやすい】

下の前歯が上の歯の歯茎に当たっている場合は、炎症を起こし、口内炎になることもあります。

 

今回はここまでにします。

次回、デメリットの多い過蓋咬合の歯並びを治療するには、どのような治療法があるのかを紹介していきます。

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