【年代別】矯正治療で気を付けるべきポイント②
2025年01月31日
こんにちは。スウェーデン矯正歯科です。
さて、本日は「年代別 矯正治療で気を付けるべきポイント」の第二弾!
大人の矯正治療についてご説明します。
成人の矯正治療(20歳以上)
子どもの矯正治療と異なり大人の場合、顎の成長が止まっているため、
基本的には顎の大きさに合わせてどのように歯を並べていくか、ということを考えらなければなりません。
さらに、虫歯や歯周病のリスクも高くなるため、これらに気を付けながら治療を行う必要があります。
また、治療中の見た目を気にされる方も多いため、患者さんのライフスタイルに合わせた装置を使用することが望ましいです。
シニアの矯正治療(50代以上)
若者と比べてシニア世代の方は歯周病リスクが高くなります。
そのため、お口の状態によってはまずはじめに歯周病の治療を行う必要があります。
また、歯の欠損により入れ歯やインプラントなどを使用されている方も多いため、
これらを考慮して治療計画を立てていきます。
具体的な治療法
●表側矯正
歯の表側(唇側)にブラケットとワイヤーを装着し、歯並びを整える一般的な矯正治療方法です。
従来は金属製のブラケットが一般的でしたが、審美性を考慮した透明や白色のセラミックブラケットも選択可能です。
歯に持続的な力を加えることで、徐々に理想的な歯列へと導きます。
【メリット】
✅軽度の歯並びの乱れから、複雑な噛み合わせの問題まで幅広く対応できる。
✅裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース矯正に比べて、治療費が抑えられる。
✅耐久性が高く、壊れにくいため、日常生活におけるトラブルが少ない。
●裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着して歯並びを矯正する治療方法です。
外側からは装置が見えないため、審美性を重視する人に人気があります。
通常の表側矯正と同様に、歯に持続的な力を加えて正しい位置へと移動させますが、
装着位置が異なるため、より高度な技術が必要とされます。
【メリット】
✅装置が外から見えないため、矯正中でも自然な見た目を維持できる。
✅歯の裏側は常に唾液によって洗浄されやすく、表側矯正よりも虫歯になりにくい。
✅舌の位置が自然と矯正されることで、発音や舌の動きの改善につながる。
●マウスピース矯正
マウスピース矯正は透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を装着し、
歯を少しずつ動かして理想的な歯並びに整える矯正方法です。
一般的なワイヤー矯正とは異なり、一定期間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯を移動させます。
【メリット】
✅透明なマウスピースを使用するため、見た目を気にする人でも自然な状態を保ちながら矯正できる。
✅食事や歯磨きの際に装置を外せるため、食べ物の制限が少なく、口腔内を清潔に保ちやすい。
✅ワイヤー矯正と比べて金属による口内炎や違和感が少なく、ストレスを軽減できる。
●まとめ
矯正治療は、どの年代でも始めることができますが、それぞれのライフステージに適した方法を選ぶことが成功のカギとなります。
特に成人の矯正は、見た目の美しさや機能性を意識した選択が重要になり、社会生活との両立を考慮しながら治療を進める必要があります。
また、40代以降の矯正では、歯周病や噛み合わせの健康維持が大切になり、より慎重な治療計画が求められます。
矯正治療を検討されている方は、まずは専門医に相談し、自分に最適なプランを見つけましょう。