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「受け口」を治したい!そもそも受け口とは?どのような治療があるの?【前編】 銀座

2022年01月4日

上の歯よりも下の歯が前に出て噛み合わさっている受け口。

受け口の場合、見た目の不自然さが気になると言うケースが多いですが、その他にもデメリットが多いことをご存知でしょうか。

 

そのため、特にお子さんの受け口は早期に治療して解決した方がいいと言われています。

 

今回は受け口とはどのようなものか、受け口のデメリットはどのようなものが存在するかについて紹介するとともに、治療法などにも触れたいと思います。

 

受け口とは?

受け口は、下の歯が上の歯よりも前に出て、噛み合わさっている状態のことです。

反対咬合(はんたいこうごう)下顎前突症(かがくぜんとつしょう)とも呼ばれています。

 

成長と共に治療が難しくなるケースも多いと言われているので、早めの治療が大切です。

 

【受け口のタイプ】

受け口には大きく分けて2つのタイプがあると言われています。

 

・歯槽性タイプ

歯槽性タイプは、歯の位置に異常があり、受け口になっているタイプのこと。

下の歯が前に傾いて生えていたり、反対に上の歯が本来の位置よりも内側に生えている、もしくは内側に傾いているケースです。

 

・骨格性タイプ

骨格性タイプは下顎の骨が前に出ていたり、上顎よりも大きいため、受け口になっているタイプのことです。

下顎は上顎よりも遅れて成長し、身長が伸びる成長期にぐんぐん大きくなりますが、本来であれば先に成長していた上顎に抑えられ、上顎よりも大きくなりません。

しかし、成長期前から受け口だったというケースでは、上顎の成長を下顎が抑えたり、下顎が抑えられることなく大きく成長し、受け口になってしまうことがあります。

 

【受け口の原因】

受け口の原因には次の3つが主に考えられています。

 

・原因①遺伝

骨格性の遺伝が受け口の原因になっている場合は多いです。

下顎が大きい、上顎が小さいなどの骨格は遺伝しやすいためです。

 

・原因②癖

無意識のうちに下の顎を前に出す癖、舌が下の前歯を前に押す癖がある場合、それが原因で受け口になる場合もあります。

特に口呼吸の習慣がある場合は、舌が下の前歯を押し出していたり、深く息を吸う際に下顎を突き出す癖のある方もいます。

 

また、指しゃぶり、噛み癖などの習慣も受け口に繋がりやすいと言われています。

 

・原因③歯の生え方(歯槽性タイプ)

受け口のタイプの時にもご紹介しましたが、骨格自体には問題がないものの、歯の並び、歯の位置に問題があり、それが原因で受け口になっている場合があります。

 

この原因の場合、骨格自体には問題はありませんが、成長期前の早期治療が大切だと言われています。

なぜなら、下顎が成長する際に上顎に成長を抑制されることなく大きく成長してしまったり、上顎の成長を妨げたりなど、骨格性タイプの受け口になる可能性があるからです。

 

受け口のデメリット

受け口をそのままにしておくと、以下のようなデメリットが引き起こされる場合もあります。

 

【デメリット①咀嚼機能の低下】

前歯の噛み合わせに問題があるため、食べ物を前歯で噛みちぎることができない場合があります。

咀嚼機能の低下は、単に食べにくいというだけでなく、うまく食べ物を細かくできないことで、消化不良を起こしやすくなります。

嚥下もしづらく、お子さんの場合は、体の発育に影響が出ることも

 

【デメリット②発音しにくい】

発音は舌の動き、前歯の状態が大きく関わります。

受け口の場合、前歯の状態が通常と反対であることに伴い、噛み合わせた時に上下に隙間ができたり、舌の動きが不自然になるなどすることから、発音に影響しやすいです。

特に「サ行」「タ行」の発音がしづらいケースが多く見られます。

 

【デメリット③審美性の問題】

受け口は下顎が前に出ていることが口を閉じた状態でもわかりやすい場合もあり、「しゃくれ」「顎がしゃくれている」などと言われ、気にしてしまう方も多いようです。

また、口を開けた際に前歯の噛み合わせが通常と逆であることから、違和感を抱かれたり、自分でも気になり、コンプレックスにつながってしまうこともあるでしょう。

 

【デメリット④顎の痛み・顎関節症に繋がりやすい】

受け口が原因で噛み合わせが悪いと、顎関節に負担がかかりやすいです。

その結果、顎の痛みや顎関節症を引き起こしやすくなります

 

【デメリット⑤全身の痛みに繋がりやすい】

また、下顎は首や肩、腰などの体の軸となる骨と関係性の高い部分です。

その下顎が受け口によって噛み合わせが悪くなると、関節痛や肩こり、腰痛などに繋がることもあります

 

今回はここまでにします。

次回は受け口の治療法についてと、受け口を治療するメリットについてご紹介します。

表側矯正始めました!ー22ー銀座・歯列矯正

2021年12月5日

こんにちは、歯科衛生士の本田です。

歯列矯正を始めて、約2年ついにブラケットを外します😭

 

 

ですが、すぐにはブラケットは外しません。

歯は、ブラケットを外した瞬間から動き出してしまうので、まずは歯の裏側にリテーナーを付けます!

 

 

リテーナーを付けるための準備として、エアフローという物で掃除をしていきます。

 

 

エアフローとは、専用のパウダー粒子を水とともにジェット噴射させて、着色などの汚れを落とす歯面清掃器具です。

 

その後、裏側にフィックスド・リテーナーを付けます。

リテーナーを固定する接着剤は、虫歯の治療をするときに使う、コンポジットレジン(CR)で付けます。

 

 

 

リテーナーが付け終わったら、ワイヤーを外したのち、ブラケット装置を外していきます…!!

 

☟こちらの器具を使っていきます。

 

 

 

ブラケットを挟んで、壊して外していくのですが、その時に、衝撃があるので、びっくりされる方もいらっしゃいますが、頑張りましょう😃

 

ブラケットを外しても、歯の表面には接着剤が残っているので、歯が削れないバーを使って、接着剤を削って外していきます。

 

 

 

次は、歯の表面を磨いてから、寝るときにつけるマウスピースを作るための歯型を取っていきます。

 

最後に、お顔とお口の中の写真を撮影して終了です!!!

 

 

 

ブラケットを外す以外にも工程が多くあるので、時間がかかります。

そのため、お口を開けているのが疲れてしまうと思いますが、頑張りましょう🤩

前歯の「出っ歯」を治したい!どのような矯正治療になるの?【後編】 銀座

2021年11月19日

前回は出っ歯とはどのようなものなのか、また出っ歯であることでどのようなデメリットがあるのかについて紹介しました。

デメリットは多いですが、出っ歯であるだけでは痛みなどの不快な症状があるものではありません。

そのため、そのままにしておいても問題ないのではないかと思われがちですが、実は矯正治療で出っ歯を改善すると得られるメリットはたくさんあるのです。

今回は出っ歯を治療により改善することで得られるメリットと、治療方法についてまとめました。

 

出っ歯を改善することで得られるメリット

出っ歯を矯正治療で改善すると、次のようなメリットがあります。

 

【滑舌が良くなる】

上の前歯は発音に大きく関係しています。

そのため、出っ歯が改善されることで、発音しづらかった音が出しやすくなり、滑舌が良くなるということがあります。

 

【コンプレックスの解消】

出っ歯であることで、口元などの見た目にコンプレックスを抱いていた方は、そのコンプレックスが解消されることは大きなメリットでしょう。

出っ歯が気になって口を大きく開けたり、笑うのに抵抗があった方も、矯正することで、自分の口元に自信に持てるかもしれません。

 

【噛みきれるようになる】

前歯で噛み切ることができなかった方も、出っ歯が改善されるとしっかりと噛めるようになります。

消化器官への負担も減りますし、口が閉じられるようになるので、口臭や歯周病などの改善にもつながるでしょう。

 

出っ歯の矯正治療とは

出っ歯を改善するためには、矯正治療が有効です。

矯正歯科では、次のような方法で出っ歯を改善できます。

 

【ワイヤー矯正】

ブラケットという矯正装置を歯につけ、ワイヤーを通し、歯を少しずつ移動させる矯正方法です。

歯並び矯正方法として、多様な症例に対応でき、出っ歯以外に気になる箇所がある場合も対応できます。

また、歯が並ぶスペースが狭いために、前歯が前に突き出しているケースでは抜歯が必要なこともありますが、抜歯したスペースを埋めるように歯列を矯正する治療にも対応可能です。

 

一般的なワイヤー矯正では歯の表面に矯正装置を付けることが多いですが、装置を目立たなくするために歯の裏側に装置を付ける裏側矯正というものもあります。

ただし、どちらにしても矯正中は装置をつけっぱなしなので、歯磨きや食事に多少影響があります。

 

【マウスピース矯正】

薄く透明なマウスピースを一定時間装着し、歯を動かす方法です。

見た目が目立ちにくく、取り外しができるため、歯磨きや食事は治療前と変わらずできることが魅力。

ただし、抜歯が必要となるような難しい症例には対応できないことがあります。

 

【インプラント矯正】

インプラント矯正は単独で行う治療ではなく、ワイヤー矯正とマウスピース矯正と並行して行う矯正方法です。

ワイヤー矯正やマウスピース矯正では、動かしたい歯以外の歯を支点にして、動かしたい歯を移動させる治療法ですが、支点にした歯がどうしても動いてしまうこともあります。

インプラント矯正では、顎の骨に身にインプラントを埋め込み、それを視点にして出っ歯の矯正を行います。

そのため、より短期間での矯正が可能です。

 

ただし、インプラントを顎に埋め込む外科手術が必要となるため、顎の成長過程であるお子さんへの治療は難しいです。

 

【セラミッククラウン法(差し歯)】

セラミッククラウン法という、矯正装置を使わない矯正治療もあります。

前に出っぱった歯を部分的に削り、セラミックでできた被せものを被せて出っ歯を矯正します。

自然な仕上がりが期待できますが、歯を削らなければいけないので患者に負担がかかること、セラミックが時間経過によって変色したり、取れたりすることもあるのがデメリットです。

 

まとめ

出っ歯は見た目の問題だけではなく、他にも様々な不調を引き起こす原因になることもあります。

しかし、ご紹介したような矯正治療で出っ歯の改善は可能なので、自分の症状に合った治療方法を検討してみてください。

前歯の「出っ歯」を治したい!どのような矯正治療になるの?【前編】 銀座

2021年11月18日

上の前歯が他の歯に比べて前に突き出ている…このような状態を「出っ歯」と言います。

出っ歯の悩みの多くが、見た目の問題だと考えられていますが、実は出っ歯によるデメリットはそれだけではありません。

口腔内のトラブルもありますし、体全体に与える影響も。

しかし、矯正治療で出っ歯を改善することで、それらのデメリットを解決することもできます。

 

今回は出っ歯によるデメリットや、矯正治療の方法について具体的にご紹介します。

 

出っ歯とは?

医学的には出っ歯は「上顎前突」という名前で呼ばれます。

 

【出っ歯になる原因】

出っ歯になる原因には先天的な遺伝などの骨格の問題によるものと、後天的なものがあります。

 

後天的な原因としては、口呼吸をしている、指しゃぶり、顎関節症、下唇を上の前歯で噛む癖がある、舌で前歯を押す癖がある、乳幼児期におしゃぶりを長期間使用していた…などが挙げられます。

 

出っ歯のデメリット

出っ歯であることによるデメリットには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

 

【見た目が気になる】

まず出っ歯に悩んでいる方に多いのが、見た目の問題です。

歯を出して笑えない、口元を見せるのが恥ずかしいなど、周りの方はあまり気にかけていなくても、本人にとっては大きなコンプレックスとなっている場合も。

 

【口腔内が傷つきやすい・歯が折れやすい】

前歯が前に出ているため、何かにぶつかったときに、前に出ている歯が唇や口腔内を傷つけてしまうことがあります。

また、大きな衝撃が加わると前歯が折れてしまうことも。

特にスポーツなどのシーンで、ボールが口元へぶつかった、人と口元がぶつかったなどの大きな接触があると、これらのリスクが高まります。

 

【口腔内の環境が悪くなる】

出っ歯により口が閉じにくいという場合もあります。

口が開いている状態が続くと、口の中が乾燥し雑菌が増え、口臭や歯周病などの原因になることも。

また、口呼吸にもなりやすく、風邪などの感染症のリスクも高まります。

 

【滑舌が悪くなる】

出っ歯だけではないですが、歯並びは舌や唇の動きにも関係があるので、滑舌が悪くなることもあります。

出っ歯の場合、噛み合わせた時に上下の前歯に隙間ができている状態であれば、隙間から空気が抜けて発音に影響が出ることが多いです。

 

【消化器官に負担がかかる】

出っ歯のために、上の歯と下の歯がうまく噛み合わせられないというケースもあります。

前歯で食べ物を噛みちぎれなかったり、出っ歯であることで奥歯の噛み合わせにも影響が出ていると、細かく噛み砕けない場合も。

細かくできなかった食べ物がそのまま消化器官へ運ばれると、胃や腸などの消化器官に負担がかかり、体全体の不調へ繋がることがあります。

 

今日はここまでにします。

次回は出っ歯の治療方法とともに、矯正治療することによるメリットはどのようなものかについてご紹介します。

表側矯正始めました!ー21ー銀座・歯列矯正

2021年11月5日

こんにちは、歯科衛生士の本田です。

ついに、矯正治療が終了することになりました!

 

 

しかし、残念ながらすぐにブラケットを外せるわけではありません…😭

そのまま外してしまうと、外した瞬間から歯は動きだし、【後戻り】してしまいます。

 

 

後戻りとは、矯正して並べた歯が元通りに戻ってしまう現象のことです。表側・裏側・部分・マウスピースなど、矯正の種類に関係なく起こります。

そのため、歯を維持するための保定装置を使用していきます。

 

矯正器具☛歯を動かすもの

保定装置☛歯が動かないように固定するもの

 

当院では、上下の前歯の裏側に【フィックスド・リテーナー】というものを付けます。

上下の前歯の裏側に、針金を付ける固定式のものです🤗

 

 

こちらを、次回ブラケットを外す前に歯の裏側につけていきます。

 

今回はその準備として、前歯の歯型を取っていきます。

その歯型を使って石膏模型を作り、その模型上でリテーナーを作るためです😉

 

 

次回はついにブラケットを外していきます!!

「裏側矯正(舌側矯正)」の価格の相場はどのくらい?【後編】 銀座

2021年10月22日

前回は裏側矯正にかかる費用の相場について、矯正の範囲ごとに紹介しました。

また、表側矯正やマウスピース矯正との費用の相場を比較しましたが、裏側矯正はその他の矯正方法と比べ、割高であることが分かりましたね。

裏側矯正はなぜ費用が多くかかってしまうのでしょうか

今回は裏側矯正にかかる費用が高くなってしまう理由についてご紹介します。

 

裏側矯正(舌側矯正)の費用が高い理由

裏側矯正にかかる価格が他の矯正方法よりも価格が高くなりやすい理由はなんでしょうか。

 

【裏側矯正の価格が高めの理由1.矯正装置がオーダーメイドになりやすい】

矯正装置を装着する歯の裏側は、表側と比べてデコボコが大きくあります。

また、形も複雑で、人によって異なります。

そのため、表側矯正で使用するブラケットを裏側にそのままつけるということが難しい場合が多いです。

結果、患者一人一人の歯の裏側の状態に合わせた、オーダーメイドの矯正装置を作製する必要が出てきます。

 

表側矯正であれば、既成の装置の中から大きさ等が合うものを合わせればよい場合も多いですが、裏側矯正の場合は既成のものが使えないことが多いです。

新たに一から装置を作製する必要があるのです。

 

【裏側矯正の価格が高めの理由2.手間と時間がかかりやすい】

装置をオーダーメイドで作製する必要があるため、歯型をとってから矯正装置が完成するまでに手間と時間がかかります。

このように表側治療と比べて手間がかかる点や、すぐに治療開始とならないのも、治療費用が多くかかってしまう理由の1つです。

 

【裏側矯正の価格が高めの理由3.高度な技術も必要】

歯の裏側は表側と比べてどうしても歯の状態が見にくいということも、治療費用に関係します。

また、表側よりも矯正治療を行った際に、歯がどのように動くのかを予想しづらいというものもあります。

ワイヤーの細かい調整など医師の技術力も必要とされる治療であるため、その分治療費が高くなりやすいのです。

 

保険適用になるケース

矯正治療自体が保険適用になる場合は次のようなケースがあります。

・唇顎口蓋裂や小舌症、骨形成不全症など「厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常

・前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常

・顎変形症

上記のケースであると歯科医師に診断され、これらを治療するために矯正治療を受ける場合のみ、保険適用(自己負担3割)となります。

 

しかし、これらの診断を受けた上での矯正治療だったとしても、裏側矯正を行った場合は保険適用にはなりません

なぜなら保険適用になるケースは、あくまで疾患状態からの回復を目的としたものです。

裏側矯正だけでなくマウスピース矯正の「目立たない矯正」の場合は、機能の回復を目的とした矯正治療から外れるとみなされ、保険適用外となります。

 

まとめ

裏側矯正は装置が目立ちにくく、虫歯になりにくいなどのメリットはありますが、装置はオーダーメイドになりやすいこと、治療には高度が技術が必要であるなどの理由から価格が高めに設定されていることが多いです。

また、治療には保険は適用されません。

しかし、価格面だけを見るのではなく、裏側矯正のメリットや治療内容を総合的に考慮しながら、自分に合った最適な治療を選んでいきましょう。

「裏側矯正(舌側矯正)」の価格の相場はどのくらい?【前編】 銀座

2021年10月21日

歯列矯正は歯の表面にワイヤーやブラケットなどが付いており、目立ってしまうというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

今でもそのようなワイヤー矯正が一般的ではありますが、同じワイヤー矯正でも、ワイヤーやブラケットなどの矯正装置を、歯の表面ではなく、裏側に付ける「裏側矯正(舌側矯正)」というものがあるのをご存じでしょうか。

リンガル矯正とも呼ばれる矯正方法ですが、装置が歯の裏側についているので、口の中を覗きこまれない限りは人からは装置が見えません。

矯正装置が目立ってしまうことが気になり、矯正治療に踏み込めなかった方にとっては、魅力のある治療方法ではないでしょうか。

その他、歯の裏側は唾液が溜まりやすい場所でもあるので、表側に装置を付けた治療と比べ、虫歯になりにくいというメリットも。

 

しかし、気になるのが裏側矯正にかかる価格(矯正費用)。

一般的な矯正装置を歯の表面に付ける表側矯正とは、どのくらい価格相場が違うのでしょうか。

今回は裏側矯正にかかる費用の相場についてご紹介していきます。

 

裏側矯正にかかる価格の相場は?

裏側矯正とひとことでいっても、次のような裏側矯正をする範囲によって価格の相場は異なります。

 

・上下両方の矯正装置を裏側に付ける全体矯正

・目立ちやすい上側の歯のみを裏側矯正にし、下側は表側矯正にする方法(ハーフリンガルとも呼ばれる)

・前歯など気になる部分だけを矯正する部分矯正

 

この3つの矯正の範囲における、価格の相場をそれぞれ紹介します。

 

【全体を裏側矯正する場合】

全体的に歯並びを矯正する場合、100万円~170万円が矯正治療にかかる価格の相場です。

大きく幅があるのは、症例によって費用が大きく異なるからです。

一般的に複雑な症例ほど費用は高くなり、簡易な症例であれば費用も低くなるという傾向があります。

これは治療にかかる期間や、装置の種類によっても異なります。

 

【上側のみ裏側矯正にする場合】

口を開けた時に特に目立ちやすい上側の歯のみを裏側矯正にし、下の歯は表側矯正にした場合、80万円~150万円が相場です。

全体を裏側矯正で矯正するよりも、価格は低く抑えられます。

 

【部分的に裏側矯正する場合】

前歯だけなど、部分的な矯正を裏側矯正にする場合、40万円~70万円が治療費用の相場です。

噛み合わせ等を矯正したい場合には向きませんが、手軽に矯正したい場合にはおすすめです。

 

他の矯正治療の価格相場との比較

裏側矯正の価格相場を紹介しましたが、他の矯正治療の価格相場とはどう違うのでしょうか。

歯全体を矯正した場合の相場を比較しました。

 

【表側矯正との比較】

一般的な矯正治療というイメージを持たれていることの多い「表側矯正」の価格の相場は、60万円~120万円です。

それに対し、裏側矯正は100万円~170万円が相場なので、少し割高だと感じる方もいるでしょう。

通常、裏側矯正は表側矯正の1.2~1.5倍ほど価格が高くなると言われています。

 

また、表側矯正の中にも種類があり、白いホワイトワイヤーやセラミック製で透明のブラケットなどを使う場合もあります。

一般的な金属製のワイヤーやブラケットなどの矯正装置と比べ、歯の表面に装置を付けていても目立ちにくいのがメリットです。

その場合は、100万円~135万円程度が矯正費用の相場です。

 

【マウスピース矯正との比較】

透明で目立ちにくいマウスピースを歯の状態に合わせ交換しながら装着し、歯列を整えていくマウスピース矯正。

そのマウスピース矯正で全体矯正をする場合の価格相場は、55万円~100万円程度です。

同じ目立ちにくい矯正治療方法である裏側矯正と比べ、相場が安いと感じる人も多いでしょう。

部分矯正の場合は10万円~70万円と、更に手軽な価格で治療可能です。

 

しかし、症例によってはマウスピース矯正が適応されない場合もあります。

叢生など複雑な歯列矯正には向きません。

 

今日はここまでにします。

次回は裏側矯正がなぜ表側矯正に比べ、費用が割高になるのか、理由についてご紹介します。

表側矯正始めました!ー20ー銀座・歯列矯正

2021年09月14日

こんにちは、歯科衛生士の本田です。

矯正を始めて、1年9カ月が経ちました。

 

 

前回のIPRで作った隙間は、1週間ほどで閉じました。

 

左側の上下の歯列が少し離れているため、それを近づけるためのゴム掛けをします。

ゴムの掛け方は、毎回同じではなく、その時の状態によって変えていきます🤗

 

 

治療のゴールが見えてきたので、俄然やる気がでてきますね🤠

 

硬い食べ物を食べてブラケットが外れてしまうと、歯が動いて治療期間が延びる可能性があるので、引き続き食べ物には注意していきましょう😨

 

ラストスパートも気を抜かずに頑張ります!!

矯正治療のトータルフィー(総額提示方式)とは?どのような料金体系?【後編】 銀座

2021年09月14日

前回はトータルフィー制度とはどのようなものか、とメリットについてご紹介しました。

治療に入る前に治療にかかる費用の総額が分かり、かつそこから金額の変更がないことで、様々なメリットがあると分かりましたね。

しかし、メリットのある反面、トータルフィー制度のデメリットはないのでしょうか。

今回はトータルフィー制度のデメリットや、知っておきたい注意事項などについて紹介していきます。

 

トータルフィーで支払う場合のデメリット

トータルフィー制度のデメリットとして考えられるのは主に3点あります。

 

【デメリット①治療期間が予定よりも短くなっても費用の変更はない】

矯正治療期間は、治療の進み具合によって長くなったり、短くなったりすることもあります。

長くなれば、それだけ通院回数も増え、トータルフィー制度のメリットを感じやすいのですが、反対に当初の予定よりも治療期間が短くなった場合はどうでしょうか。

実は、期間が短くなって通院回数は減ったとしても、費用が減額されることはありません

あくまで最初に提示した総額は固定なので、ここから増えることもなければ、減ることもないのです。

 

そのため、結果的にトータルフィー制度よりも、処置別払い制度の方が費用総額が安くなるということもありえます。

 

【デメリット②カウンセリング料や検査料が別のことがある】

一口にトータルフィー制度と言っても、歯科医院によって何の費用を総額に含めているかは異なります。

装置代や調整料、治療後のリテーナー費用などは含まれていることが多いですが、その他の初回カウンセリング料や検査料は総額に含まず、別料金として請求されることがあります。

初回のカウンセリングや検査は、まだ治療を始める前段階のことなので、矯正治療費には入らないという考え方からです。

 

また、あまりにも通院回数が多くなったり、期間が長くなった場合、追加料金を設定している歯科医院もあります

矯正装置が欠損したり、紛失したり、その他矯正期間中の虫歯治療は別料金であることが多いので、その点は歯科医院に予め確認してください。

 

【デメリット③トータルフィー制度を採用している歯科医院が少ない】

トータルフィー制度を採用している歯科医院は、今現在、全国にそう多くありません。

昔から採用されてきた、その日の治療・処置内容別に費用が決まる、処置別払い制度がまだまだ一般的です。

そのため、トータルフィー制度で支払いたいと思っても、その病院が採用していなければ使えません。

 

トータルフィー制度で治療を始める時の注意点

以上のデメリットも考えられることから、トータルフィー制度を採用している歯科医院で治療を始める際には、次のようなことに注意しましょう。

 

【治療費総額に何が含まれているか確認する】

先述したように、カウンセリング料や検査料は総額に含まれていないことがあります。

どのような費用がトータルフィーとしての項目に入っているのかは、必ず確認しましょう

 

【追加料金の有無について確認する】

また、矯正装置の紛失、損傷、通院期間が大幅に延びたなど、追加で料金が求められることはあるのか、求められるとしたらどのような場合かということも確認しておくことが大切です。

 

まとめ

矯正治療の費用における、トータルフィー制度とはどのようなものであるかという点と、メリットデメリットについてご紹介してきました。

矯正治療費は高額なので、治療総額が固定され、治療の進み具合がどうであっても、それ以上費用はかからないのは安心ですね。

しかし、逆に予定より短い期間での治療となってしまっても治療費の変更がないので、処置別払い制度の方が結果的に安くなる場合もあります。

 

これらのメリットデメリットを踏まえ、治療を受けようと思っている歯科医院が、どのような料金体系をとっているのかを必ず確認してから、治療に入るのがいいでしょう。

矯正治療のトータルフィー(総額提示方式)とは?どのような料金体系?【前編】 銀座

2021年09月10日

矯正治療費は高額で、健康保険も使えないことが多いため、治療総額がどれくらいになるのか、支払いが可能であるのかなど、治療前から不安になることはありませんか?

 

病院にかかる際は、窓口でその都度、処置内容に合わせた治療費を支払う「処置別払い制度(調節料制度)」という料金体系が一般的ですが、矯正治療においては「トータルフィー(総額提示方式)」という支払制度もあります。

この「トータルフィー(総額提示方式)」とはどのような制度なのでしょうか。

今回は矯正治療における、トータルフィー(総額提示方式)のメリットを紹介していきます。

 

トータルフィー(総額提示方式)とは?

トータルフィー(総額提示方式)とは、治療費にかかる総額が固定である料金体系のことを言います。

固定なので、よほどのことがない限り、最初に提示された矯正費用の総額から、料金は変わりません。

 

矯正治療の費用には、

・矯正装置代

・調整料

・クリーニング費用

・治療後の保定装置(リテーナー)代

などがあります。

 

一般的な処置別払い制度(調節料制度)においては、矯正装置を取り付けた日には数十万、調整だけの日には数千円など、その日の治療内容によって支払う費用が変わります。

その日かかる費用の目安は事前に教えてもらえることが多いですし、装置取り付けなどの高額な費用が掛かる場合は分割払いOKだったり、デンタルローンが使える歯科医院もあります。

しかし、それでも1~3年かかる矯正治療なので、結局トータルでどのくらいの費用が必要なのかは把握しづらいでしょう。

治療方針に変更があった時など、最初におおよそで提示された金額よりも、多くかかることもあります。

 

その点、トータルフィー(総額提示方式)を採用している医院では、最初に提示された金額からは増えることも減ることもなく、固定なので総額が分かりやすいです。

治療前に総額が分かっていれば、予め用意しておいたり、支払い計画を立てたりなどできますね。

 

トータルフィーで支払う場合のメリット

矯正治療費をトータルフィーで支払うことには、どのようなメリットがあるでしょうか。

 

【メリット①治療前に矯正治療でかかる総額が分かる】

トータルフィーでの支払いにおける、1番のメリットは治療前に矯正治療にかかる総額が分かることでしょう。

特に矯正治療は症例によって、治療にかかる費用は大きく異なります。

自分の治療にどのくらいの費用がかかるのか、総額が分かっていれば、安心して治療にも入りやすいでしょう。

 

もちろん、処置別払い制度でも大体の目安の金額は教えてもらえますが、あくまで目安です。

トータルフィー制度の「これ以上の費用はかかりません。」というシステムの方が安心できる、という人も多いでしょう。

 

【メリット②治療内容が変わっても、追加料金はなし】

矯正治療中、矯正の進み具合や子どもの場合は歯の生え変わり等の影響で、治療内容が変わることもあります。

処置別払い制度の場合は処置によって費用が変わるので、急な費用の変更もありえますが、トータルフィー制度であれば、治療内容に変更があっても、かかる費用は変わりません。

途中どのような治療をしても、多くの場合追加での料金は必要ないことも、メリットの1つです。

 

【メリット③治療期間が延びても、追加料金はなし】

矯正治療においては、期間の目安は提示されるものの、治療の進み具合によって前後することはあります。

当然ながら、治療期間が長くなるとそれだけ通院回数が増えます。

また、細かな調整が必要になるなど、人によって通院回数も異なります。

 

トータルフィー制度では、このように少し通院回数が増えたとしても、追加で費用がかかることはありません

治療期間において全ての通院、治療、処置に対する費用が変わらないのは、メリットの1つでしょう。

 

今日はここまでにします。

次回は、トータルフィーで支払う場合、治療費の総額が分かり、安心できる一方、デメリットは存在するのかについてご紹介します。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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