矯正治療中の「虫歯」への対処法【5】
2024年09月27日
こんにちはスウェーデン矯正です。
あっという間に9月終わりますね。
朝晩と日中の気温差が大きくなる季節ですので、皆様、体調管理には気を付けてくださいね。
さて、今回は矯正治療中の「虫歯」への対処法【5】
マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらが虫歯リスクが低いのか、お話ししたいと思います。
■虫歯リスクが低い矯正装置はどれ?
矯正治療を始めようとされている方、また、現在矯正治療中の方の中には「虫歯リスク」について気になる方も多いと思います。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正、それぞれの治療法には虫歯リスクの違いが存在します。
この記事では、両者の特徴や虫歯リスクを比較し、どちらが虫歯になりやすいのかを考えてみたいと思います。
■「ワイヤー矯正」の虫歯リスク
ワイヤー矯正は、歯に金属製のワイヤーやブラケットを固定し、歯を動かす治療法です。
この方法は歴史が長く、歯を正確に動かせるため、複雑な症例にも対応できるというメリットがあります。
しかし、虫歯リスクが高くなる点がデメリットとして挙げられます。
デメリット1:セルフケアが難しい
ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーが歯に装着されているため、歯ブラシやデンタルフロスが届きにくい部分が多くなります。
そのため、歯の間や器具の周りに汚れやプラーク(歯垢)が溜まりやすく、虫歯のリスクが高まります。
デメリット2:食べ物が挟まりやすい
ワイヤーやブラケットに食べ物が引っかかりやすく、特に糖分を含む食べ物が残ると虫歯の原因となります。
定期的なブラッシングやフロッシングが十分でないと、虫歯が発生しやすくなります。
■「マウスピース矯正」の虫歯リスク
一方、マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯を徐々に動かす治療法です。
この方法は、次の理由から虫歯リスクが低いとされています。
理由1:自分で取り外せる
食事や歯磨きの際にマウスピースを取り外せるため、ワイヤー矯正と比べて口腔内を清潔に保ちやすいです。
通常通りのブラッシングやフロスができるため、プラークの蓄積を防ぎ、虫歯リスクが軽減されます。
理由2:食事がしやすい
マウスピース矯正では、装置を外して食事をとるため、食べ物が器具に挟まる心配がありません。
また、装着中は水以外の飲食を避ける必要があるため、間食の回数が減ることで虫歯リスクが自然と低下します。
■まとめ
結論として、虫歯になりやすいのはワイヤー矯正です。
ワイヤーやブラケットが歯に固定されているため、清掃が難しく、食べ物が器具に引っかかりやすいことが主な原因です。
一方で、マウスピース矯正は取り外し可能なため、通常の歯磨きができる点から虫歯リスクが低いとされています。
ただし、マウスピース矯正であっても、マウスピースを装着したまま糖分を含む飲み物を摂取すると、唾液による洗浄効果が期待できないため、虫歯になる可能性があります。
そのため、両方の矯正方法において、日常の口腔ケアが非常に重要です。
定期的に歯科医院で健診を受ける、正しいブラッシング法を身に着け実践する、フロスや歯間ブラシを活用するなど
ちょっとしたことに気を付ければ、虫歯リスクを軽減することは難しくありません。
ワイヤー矯正、マウスピース矯正のどちらの治療法を選んでも、正しいケアを心がけて、美しい歯並びと健康な歯を手に入れましょう!
それでは、また次回の更新もお楽しみに!