矯正治療中の「虫歯」への対処法【3】
2024年09月3日
こんにちはスウェーデン矯正です。
お待たせしました!
今回は、矯正治療中の「虫歯」への対処法【3】!
具体的な予防法についてお教えします。
1、「食後」はすぐに歯磨きをする
可能な限り、食後すぐに歯磨きを行うことを徹底してください。
食事後の口腔内は、食べ物や飲み物に含まれる「糖」によって酸性になります。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯になります。
外食などですぐに歯磨きが難しい場合は、うがいをするだけでも構いません。
また、フロスを使用し、歯と歯の間の食べかすを取り除くだけでも効果的です。
歯並びによっては、歯ブラシ以外に歯間ブラシやフロスを活用することで、磨き残しを軽減できます。
あらかじめ担当医に具体的なケア方法を聞いておきましょう。
2、マウスピースは「毎日」洗浄する
マウスピース矯正を行っている場合、使用しているマウスピースは必ず毎日洗浄をしましょう。
その際、歯磨きとは別のブラシを用意しておくのがおすすめです。
マウスピース専用のブラシで丁寧に水洗いし、汚れが気になる場合は、マウスピース専用の洗浄剤を使って綺麗にしましょう。
また、食後は必ず歯磨きをしてからマウスピースを装着してください。
歯磨きをしないままマウスピースをはめてしまうと、食べかすや菌が付着したままになるため、虫歯リスクが高くなります。
3、「食事」で虫歯リスクを軽減する
歯にはさまりやすい食事や、糖分の高い食事は虫歯になりやすいため、治療中はできるだけそうした食事を避けましょう。
特に注意が必要なのが、キャラメルやガム、お餅など歯にくっつきやすい食べ物です。
これらは装置が外れるリスクにもなり得るため、矯正治療中はできるだけ避けることをおすすめします。
下記のような食事は装置に挟まりにくいため、矯正治療中の食事としておすすめです。
・おかゆや雑炊など水分の多い食事
・豆腐料理
・オムレツ
・煮込みうどん
・プリン、ゼリー、ヨーグルト など
ただし、矯正治療中だからといって食事の制限を厳しくすると、ストレスになってしまいます。
繊維質の多い食材や根菜など硬い食材も、煮込んで柔らかくすることで装置にはさまりにくくなるので、調理法を工夫してみましょう。
4、歯医者での定期的な「メンテナンス」を受ける
ご自宅でのケアだけでは難しい部分まで綺麗にするためには、歯科医院での定期的なメンテナンスがおすすめです。
専用の機械で清掃することでお口の隅々まで綺麗にできるだけではなく、虫歯や歯周病の早期発見にもつながります。
5、「フッ素」を塗布する
矯正治療中にフッ素を塗布することで、虫歯リスクを軽減できます。
フッ素は、歯の再石灰化を促進し、細菌の繁殖を抑える効果があるため、非常に有効です。
虫歯予防だけでなく、歯周病の予防にもつながるメリットがあります。
ご家庭でのケアとしては、フッ素配合の歯磨き粉やうがい薬の使用がおすすめです。
また、口呼吸をしやすい方や、もともと唾液が少ない方は、通院時にフッ素を塗布してもらうことも検討できます。
もし気になる点があれば、歯科医師とカウンセリングを受けるか、通院時に相談してみてください。
次回は矯正治療中に虫歯以外で歯が痛むケースについてご紹介します。
それでは、次回もお楽しみに!