スマホ首(ストレートネック)と噛み合わせの意外な関係【前編】
2026年02月20日
こんにちは、スウェーデン矯正歯科です。
寒い日はあまり外に出ず、ゆっくりと家の中で過ごすという人も多い時期ですね。
テレビを見たり、本を読んだりという人も多いですが、最近はスマホで動画視聴したり、SNSのチェックしたり、仕事の連絡等もスマホでするという人も多いのではないでしょうか。
そのスマートフォン使用時の姿勢の悪化について、近年問題視されるようになってきました。
長時間うつむいた姿勢でスマホを見続けることで、首や肩に負担がかかり、体全体のバランスが崩れてしまうケースが増えています。
そこでよく耳にするのが、「スマホ首(ストレートネック)」という言葉です。
本来ゆるやかなカーブを描いているはずの首の骨がまっすぐになり、頭が前に突き出た状態になる姿勢不良を指します。
実はこのスマホ首(ストレートネック)や慢性的な姿勢の乱れは、首や肩こりだけでなく、歯並びや噛み合わせにも大きな影響を与えるといわれています。
今回は、スマホ首や姿勢の乱れが、歯並び・噛み合わせにどのような影響を与えるのかについて紹介していきます。
スマホ姿勢とスマホ首(ストレートネック)

スマホを見る姿勢が、スマホ首(ストレートネック)との関係はどのようなものなのでしょうか。
スマホ使用時に起こりやすい姿勢の乱れ
スマートフォンを見るとき、多くの人は無意識のうちに顔を下に向け、頭を前に突き出した姿勢になります。
画面をのぞき込むような姿勢は首に大きな負担をかけやすく、短時間であっても繰り返されることで体にクセとして定着してしまいます。
この状態が長時間、日常的に続くことで、本来ゆるやかなカーブを描いている首の骨がまっすぐになり、ストレートネックや猫背といった姿勢の悪さを引き起こします。
スマホの使用時間が増えた現代では、知らず知らずのうちに慢性的に姿勢が悪くなっている方も少なくありません。
スマホ首のセルフチェック
スマホ首は、自覚症状が少ないまま進行していることも多く、何か不調が出てから気づくケースも少なくありません。
以下の項目に、いくつ当てはまるかチェックしてみてください。
【スマホ首・姿勢の乱れチェック項目】
・スマートフォンを見るとき、画面をのぞき込むように首を下げている
・気づくと頭が体より前に出ている
・長時間のスマホ使用やデスクワークで首・肩がこりやすい
・猫背を指摘されたことがある
・壁に背中をつけて立つと、後頭部が自然に壁につかない
これらに複数当てはまる場合、ストレートネックや姿勢の乱れが起きている可能性があります。
スマホ首(ストレートネック)が噛み合わせに与える影響

スマホ首(ストレートネック)は、ただ首が本来の形ではないだけでなく、さまざまな不調にもつながります。
その不調のひとつが噛み合わせです。
スマホ首で顎の位置がズレる
頭は体の中でも特に重たい部分で、大人の場合、その重さはボーリングの球ほどともいわれています。
その重たい頭が前方にずれることで、首や肩の筋肉は常に引っ張られた状態となり、体全体のバランスが崩れていきます。
この影響は首や肩だけにとどまらず、顎の位置や顔まわりの筋肉のバランスにも及びます。
姿勢が崩れることで、顎が正しい位置を保てなくなり、口周りの筋肉の使い方にも偏りが生じやすくなるのです。
顎の位置は、頭・首・背骨が正しくバランスを保つことで、安定した状態が維持されています。
そのため、姿勢が崩れ、頭が前に出たストレートネックの状態になると、顎も本来あるべき位置からズレやすくなります。
顎のズレは見た目では気づきにくいことも多いですが、日常的な噛む・話す・飲み込むといった動作を通して、少しずつ噛み合わせに影響を及ぼします。
【顎のズレが噛み合わせのズレに】
頭が前に出る姿勢が続くと、下顎は前後に不安定な状態になりやすくなります。
下顎が本来の位置からズレることで、上下の歯が均等に噛み合わなくなり、特定の歯に強い力が集中することがあります。
この状態が長く続くと、噛み合わせ全体のバランスが崩れ、不正咬合(噛み合わせのズレ)につながる可能性があります。
顎関節に負担がかかり、顎関節症の原因となることもあります。
口周りの筋肉バランスが崩れることも
また、姿勢が悪い状態では、唇・頬・顎を支える筋肉の使い方に偏りが生じます。
一部の筋肉だけが過剰に働いたり、逆に使われにくくなったりすることで、口元の筋肉バランスが乱れてしまいます。
こうした筋肉のアンバランスは、歯にかかる力の方向にも影響を与えます。
弱い力であっても、長期間同じ方向から力がかかり続けることで、歯が傾いたり、歯列が乱れたりする原因になります。
今日はここまで。
次回はより深く、スマホ首が噛み合わせに与える影響についてまとめます。






