医院ブログ|スウェーデン矯正歯科

銀座一丁目駅 徒歩1

お問い合わせ03-3535-8711

キービジュアル

矯正治療中は口臭がひどくなる!?気になる原因と対策【後編】

2025年06月30日

こんにちは、スウェーデン歯科です。

前回は、矯正治療中に口臭が強くなる原因について解説しました。

では、実際に自分の口臭はどの程度なのか、どうやって確認し、どんなケアを行えばいいのでしょうか?

後編では、矯正中の口臭をセルフチェックする方法と、日常生活で取り入れやすい予防法を紹介します。

 

矯正中の口臭セルフチェック方法

矯正中、自分の口臭が気になっても、周囲に直接聞くのはなかなか勇気がいるものです。

そこで、自宅で簡単にできるセルフチェック方法をいくつかご紹介します。

日々のケアに役立ててみてください。

 

・唾液のニオイを確認する

清潔なスプーンや綿棒などで舌の表面を軽くこすり、その部分のニオイを確認してみましょう。

舌苔(ぜったい:舌の表面に付着する白っぽい汚れ)には口臭の原因となる細菌が多く存在するため、口臭の有無を判断しやすい方法です。

 

・息をビニール袋やコップに吹き込んで確認

小さなビニール袋や紙コップに自分の息を吹き込み、密閉して数秒おいてから嗅いでみると、自分の口臭を客観的にチェックしやすくなります。

ただし、時間を置きすぎると正確な判定がしにくくなるため、2〜3秒で嗅ぐのがポイントです。

 

・デンタルフロスの使用後の臭いを確認

歯間に溜まったプラークが臭いの原因になることがあります。

フロスを使った後の臭いを確認することで、磨き残しの有無がわかります。

 

・市販の口臭チェッカーを利用

ドラッグストアなどで購入できる簡易チェッカーで、数値化してチェックできる製品もあります。

客観的な判断材料として役立ちます。

 

口臭を抑える対策と日々のケア

矯正治療中の口臭は、原因を正しく理解し、適切な対策を取ることでしっかりと予防することができます。

毎日のちょっとした心がけが、口内の清潔を保ち、口臭を抑える大きなポイントになります。

今日から実践できる予防法と日常的なケアのコツをご紹介します。

 

1. 食後の歯磨きを徹底する

外出先でも携帯用の歯ブラシや歯磨きシートなどを活用し、食後のケアを習慣にしましょう。

歯ブラシが届きにくい装置まわりは特に丁寧に磨きましょう。

 

2. デンタルフロス・歯間ブラシを活用

矯正中でも使用可能なタイプの歯間ブラシやフロスを使い、歯と歯の間の汚れをしっかり除去することが重要です。

ブラッシングだけでは届きにくい部分の清掃を補うことで、口臭の原因となるプラークの蓄積を防ぐことができます。

 

3. 唾液の分泌を促進する

キシリトールガムを噛む、水をこまめに飲む、食事の際にしっかり噛むことで唾液の分泌を促しましょう。

これにより口内が乾燥しにくくなります。

 

4. マウスピースの洗浄を怠らない

専用の洗浄剤や超音波洗浄機などを活用し、マウスピースを常に清潔に保ちましょう。

熱湯やアルコールでの洗浄は素材を傷めるためNGです。

 

5. マウスピースの保管方法に注意

使用しないときは、必ず清潔な専用ケースに入れて保管しましょう。

通気性のあるケースを選ぶことで、菌の繁殖を防ぎます。

 

6. 歯科医院での定期的なチェック

セルフケアに限界を感じたら、歯科医院でのプロによるクリーニングを受けるのが効果的です。

歯石やバイオフィルムも取り除け、口臭対策に繋がります。

 

まとめ|矯正中も丁寧なケアで口臭予防

矯正治療中の口臭は、放置すればストレスや対人関係にも影響を与えかねません。

しかし、原因を理解し、日々のケアに少し工夫を加えることで、口臭を抑えることは十分可能です。

将来的には歯並びが整い、より清潔で健康的な口腔環境が手に入るはずです。

矯正期間中も快適に過ごせるよう、丁寧なケアを継続していきましょう。

 

矯正治療中は口臭がひどくなる!?気になる原因と対策【前編】

2025年06月25日

こんにちは、スウェーデン歯科です。

少しずつ暑い日が増え、夏の気配を感じる季節となってまいりました。

 

さて、歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整えることで、見た目の印象だけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながる治療法です。

歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整えることで、見た目の印象だけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながる治療法です。

しかし、治療中に「口臭が気になる」という声が少なくありません。

矯正治療中は装置の影響やお口の環境の変化により、口臭が強くなるリスクが高まります。

今回は、口臭が発生しやすくなる原因を中心にご紹介していきます。

 

歯並びと口臭の関係

矯正治療を検討する方にとって、「歯並びが悪いことと口臭って関係あるの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

実は、歯並びの乱れは、見た目の問題だけでなく、口臭とも深い関係があります。

 

歯並びが悪いと汚れが溜まりやすい

歯と歯のすき間が狭かったり、歯が重なり合っていたりすると、歯ブラシの毛先が届きにくく、どうしても磨き残しが多くなりがちです。

その結果、歯の表面や歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)が溜まり、そこに含まれる細菌が増殖して虫歯や歯周病の原因となります。

 

特に歯周病は、歯ぐきの炎症・出血・膿などを引き起こし、強い口臭の原因として知られています。

実際、慢性的な口臭に悩む方の多くが、歯周病を抱えているケースも少なくありません。

 

噛み合わせの乱れも口臭につながる

歯並びが悪いことで噛み合わせにも問題が生じると、特定の歯だけに負担がかかったり、食べ物をよく噛まずに飲み込んだりするようになります。

これにより、唾液の分泌量が減少し、自浄作用が弱まるため、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。

 

唾液には、汚れを洗い流す・細菌の活動を抑えるといった働きがあるため、その量が減ることで、結果として口臭を感じやすくなってしまうのです。

 

歯列矯正の種類と口臭への影響

矯正治療には大きく分けて2つの方法があり、それぞれで口臭に関わるリスクも異なります。

その2つの方法である「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の特徴と、口臭に与える影響について紹介します。

 

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面(または裏側)に金属製のブラケットを装着し、ワイヤーの力で歯を動かす方法です。

装置が常時口の中にあるため、磨き残しが発生しやすく、細菌の温床となることで口臭の原因となる可能性があります。

 

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを用いた治療法で、取り外しが可能な点が特徴です。

一見、衛生的に思えますが、実はマウスピースの洗浄不足や劣化によって、臭いの元がたまりやすくなります。

 

矯正中に口臭が強くなる主な原因

では、なぜ矯正治療中に口臭が強くなりやすいのでしょうか?

具体的な原因について詳しく見ていきましょう。

 

1. 磨き残しの増加

矯正装置のまわりは複雑な形状をしており、歯ブラシが届きにくいため、どうしても磨き残しが発生します。

食べカスやプラークが残ると、口内細菌が繁殖し、嫌な臭いを発します。

 

2. 口呼吸による乾燥

矯正中は装置によって唇を閉じづらくなり、口呼吸が習慣化することがあります。

口の中が乾燥すると、唾液の分泌が減少し、自浄作用が弱まるため、細菌が繁殖しやすくなります。

 

3. 口内炎や口腔内の傷

ワイヤーやブラケット、マウスピースの角が当たって口内に傷ができることも少なくありません。

傷口が炎症を起こすことで、膿や出血が発生し、これが口臭の原因となる場合もあります。

 

4. マウスピースの洗浄不足・劣化

マウスピースはプラスチック素材のため、細かな傷がつきやすく、そこに菌が付着して繁殖します。

しっかり洗浄せずに繰り返し装着していると、臭いがこもりやすくなるのです。

 

5. 唾液の流れの妨げ

マウスピースを装着していると、唾液が歯の表面に流れにくくなります。

唾液には洗浄・抗菌の働きがあるため、流れが阻害されると口臭が悪化する原因になります。

 

ここまで、矯正治療中に口臭が発生しやすくなる原因を中心にお伝えしました。

後編では、実際にどのようなセルフチェック方法や予防策があるのか、具体的な対処法を詳しくご紹介していきます。

歯周病と矯正治療は並行して治療できる?【後編】

2025年06月18日

こんにちは、スウェーデン歯科です。

前回は、歯周病がある人は矯正治療をできるのか、についてお話ししました。

結論として、軽度〜中等度の歯周病の人は歯周病治療と並行しながらであれば矯正治療ができます。

また、重度の歯周病の人は歯周病治療を先に行い、治療が終わってから矯正をするというのが一般的ですが、症例によっては並行して治療を行えるケースもあることをお伝えしました。

今回は、歯周病治療と矯正治療、2つを並行治療をするメリットとデメリットを中心に紹介していきます。

 

並行治療のメリットとデメリット

歯周病治療と矯正治療を同時に行う、つまり並行して治療を行う場合、どのようなメリット、デメリットがあるでしょうか。

 

メリット

・矯正治療を早期に開始できる

・歯並びの改善が口腔ケアのモチベーション向上につながる

・定期的なメンテナンスで歯周病の再発を防止しやすい

・専門医の連携によるトータルケアが受けられる

・口腔内全体を考慮した治療計画が立てられる

 

やはり、並行して治療を行うメリットは、早く治療を開始できる点です。

治療終了までに時間がかかることなく、治療を進めることができます。

また、矯正治療には少なくとも1年以上かかることが多いため、その間の歯周病再発を防ぐこともできます。

 

デメリット

・通院回数や治療時間が増える

・両方の治療のスケジュール管理が必要

・歯ぐきの状態が悪化した場合は矯正治療を一時中断しなければならないリスクがある

・治療期間が長期化する可能性がある

・衛生管理が難しくなるため、患者さん自身のセルフケアへの責任も重くなる

 

反対にデメリットとして考えられるのは、治療に通う回数、治療時間が増えることです。

2つの治療を行っているため、どうしても1回の治療にかかる時間が長くなってしまうのは避けられません。

また、並行して治療ができると診断された場合でも、歯ぐきの状態に悪化が見られたときには、矯正治療を進められなくなる可能性もあります。

 

矯正中に注意したい歯周病対策

歯周病治療と矯正を並行に行う場合には、これ以上歯周病が進行しないよう、注意を払う必要があります。

もちろん歯科医院でも定期的にメンテナンスは行いますが、普段のケア、対策がとても重要です。

特に矯正治療中は、装置の影響で歯磨きが難しくなり、プラークがたまりやすくなります。

以下のポイントに注意して、ケアを行っていきましょう。

 

正しいブラッシング方法を学ぶ

まずは矯正装置をつけてもしっかりとケアできるよう、正しいブラッシング方法を学びましょう。

歯科医院では歯科衛生士がブラッシング指導してくれることが多いです。

毎日対応できるよう、しっかり習得しましょう。

 

フロスや歯間ブラシを活用

細かい部分の汚れを取り除くためには、フロスや歯間ブラシなどを使用するといいです。

装置と歯の間に汚れを残さないようにしましょう。

 

定期的なクリーニングを受ける

少なくとも月に一度は歯科医院でクリーニングを受け、歯周病の早期発見・治療に努めましょう。

矯正装置の不備なども見つけてもらいやすいです。

 

喫煙を控える

喫煙は歯周病を悪化させる大きな要因の一つです。

喫煙習慣のある方は、特に気を付けてケアをすることが大切です。

 

まとめ

矯正治療と歯周病治療は、状況に応じて並行して行うことができます。

しかし、歯周病が進行している場合には、まず歯周病の治療を優先して行うのが一般的です。

並行して治療を行うと、矯正をすぐに始めることができ、きれいな歯並びを早い段階で手に入れることができる他、歯周病の悪化リスクを下げることができるなどのメリットがあります。

ただし、状況によっては並行して行えない場合もあるので、まずは歯科医院で自分の口内の状態を見てもらい、相談してみてください。

歯周病と矯正治療は並行して治療できる?【前編】

2025年06月16日

こんにちは!スウェーデン矯正歯科です。

6月も中旬。

そろそろ冷たい飲み物やアイスを口にする機会が増えてきますよね。

そんなときこそ気をつけたいのが、お口のケア、歯のメンテナンスです。

 

特に、笑顔に自信を持ちたい方に人気なのが“矯正治療”。

しかし、成人している日本人の多くが歯周病であると言われています。

そのため「歯周病があるけど、矯正できるの?」「治療って一緒に進められるの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。

今回は、そんな矯正治療と歯周病治療の関係について、わかりやすく解説していきます。

 

歯周病と矯正治療は並行できるのか?

矯正治療を考えているときに歯周病の診断を受けたら、「矯正治療はできないのではないか」と不安に感じる方も多いと思います。

実は、この2つの治療はお互いに影響し合う関係にあります。

結論から言えば、軽度から中等度の歯周病であれば、矯正治療と並行して進めることが可能です。

ただし、重度の歯周病の場合には、まず歯周病治療を優先し、歯ぐきや骨の状態が安定してから矯正治療を行うのが一般的です。

 

並行治療が可能なケース

・歯周病の進行が軽度〜中等度であり、コントロール可能な状態

・患者さんのセルフケア意識が高く、定期的に歯科医院でメンテナンスができる

・歯周病専門医や矯正専門医が連携して治療を進められる体制が整っている

このような場合には、矯正治療の途中でも定期的に歯周病の検査・治療を継続することで、口腔内の健康を維持しながら歯並びの改善を目指すことが可能です。

 

並行治療が難しいケース

先述したように、重度の歯周病の場合は並行治療は難しく、先に歯周病治療を優先します。

歯周病が重度に進行がある歯に対して矯正治療を行うと、矯正装置による力が歯周病の進行を加速させてしまう可能性があるからです。

そのため、歯周病と矯正治療を同時に行うことは避けるべきです。

歯周病治療が進んだ後に矯正を行えば、歯の移動がスムーズに進むでしょう。

 

並行治療でも可能なケース

重度の歯周病でも、いくつかの症例では並行治療が可能な場合もあります。

以下の例を見てください。

 

【症例1: 歯周病によって歯が陥没している場合】

重度の歯周病が原因で歯を支える歯槽骨が溶け、歯が陥没してしまっているという症例です。

このような状況では、歯槽骨の回復とともに歯を元の位置に戻す治療が必要です。

 

<治療方法>

陥没した歯を含む複数の歯にブラケットとワイヤーを装着し、部分的な矯正を行います。

これにより、陥没した歯を少しずつ引き上げながら、歯槽骨も同時に引き上げます。

歯槽骨の改善が進むことで、歯の位置も安定します。

 

【症例2: 歯周病によって歯が傾いた場合】

歯周病が進行した結果、歯が抜けてしまい、その歯のない場所に他の歯が傾いてしまったという症例です。

歯は隣にスペースができると、そこへ傾いてしまうことがよくあります。

この場合も、歯槽骨が溶けていることが考えられますが、以下の治療法で、歯周病との並行治療が可能です。

 

<治療方法>

傾いた歯を元の位置に戻すため、ブラケットとワイヤーを使用して部分矯正を行います。

歯が元の姿勢に戻ることで、歯槽骨も改善されることが多いです。

この部分矯正治療後、歯が再び傾かないよう、抜歯部分にはインプラントやブリッジ、入れ歯などで補うことが推奨されます。

 

今回はここまでにします。

次回は、歯周病治療と矯正治療を並行をする際のメリットやデメリットを紹介していきます。

歯列矯正に抜歯は必要?抜歯しない矯正の可能性とは【後編】

2025年06月6日

こんにちは、スウェーデン歯科です。

少しずつ気温が高くなり、暑いと感じる日も増えましたね。

さて、前回は歯列矯正治療において「健康な歯を抜く」という治療がなぜ必要になるのかについて、ご紹介しました。

しかし、実際に「抜歯が必要」と言われたとき、多くの方が真っ先に気になるのが「どの歯を抜くのか?」という点ではないでしょうか。

 

また、できることなら抜歯は避けたいと考える方も少なくありません。

矯正=抜歯というイメージに抵抗を感じて治療をためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、矯正治療で抜歯が必要とされた場合に「どの歯が選ばれるのか」、そして「抜歯をしないで済む矯正方法にはどのようなものがあるのか」といった、実際の治療に直結する重要なポイントについて、紹介していきます。

 

どの歯が抜かれる?選ばれる基準とは

歯科矯正をするにあたり、抜歯が必要と思われるケースでは、どの歯が抜かれることが多いのでしょうか。

 

基本は小臼歯

多くのケースで抜歯の対象となるのは「小臼歯(しょうきゅうし)」です。

犬歯と奥歯の間にある比較的小さな歯で、機能的な優先度が他の歯に比べて低いため、矯正のためのスペース確保にはこの小臼歯が選ばれるのが一般的です。

 

状態の悪い歯があれば優先される

重度の虫歯がある、歯周病が進行している、神経がない、被せ物が多い、歯根が短いなどの問題がある歯は、優先的に抜かれる傾向があります。

寿命が短いと判断される歯から抜くことで、将来的なトラブルも回避できるからです。

 

基本的に前歯・奥歯・犬歯は抜かない

前歯は見た目に大きく関わりますし、奥歯は咀嚼機能に不可欠です。

また、犬歯はかみ合わせの誘導を担う重要な歯です。

そのため、これらの歯はできる限り残す方向で治療が行われます。

 

親知らずや過剰歯も抜歯の対象に

親知らずは、矯正の邪魔になる位置にある場合や、生え方に問題がある場合には抜歯対象となります。

また、歯茎の中に埋まっている「過剰歯」も、歯列に悪影響を与えるため、必ず抜歯が必要です。

 

抜歯しない矯正治療もある?

もちろん、すべての矯正治療で抜歯が必要というわけではありません。

以下のような方法や条件に当てはまる場合、抜歯をせずに治療を行うことも可能です。

 

抜歯なし矯正の方法①顎を広げる矯正(拡大床)

まだ成長期の子どもであれば、顎の骨を広げてスペースを確保する「拡大床(かくだいしょう)」という装置を使う方法があります。

ただし、大人には適用が難しく、成長期であっても、骨の成長が終わっている場合は効果が出にくいこともあります。

 

抜歯なし矯正の方法②歯を削ってスペースを確保する

歯のサイドの表面をわずかに削ることで隙間を作り、矯正を行う方法もあります。

特に、軽度な歯並びの乱れが前歯部分に限られる場合、大人でもこの方法が選ばれることがあります。

 

そもそも抜歯不要なケースも存在する

以下の条件をすべて満たしている場合、抜歯をせずに矯正を行えることもあります。

・奥歯のかみ合わせが正常、またはズレが2mm以内

・前歯の上下の位置ズレが2mm以内

・上下合わせて28本の永久歯がそろっている(親知らずを除く)

・Eラインから上下の唇が大きくはみ出していない

・歯並びの乱れが5mm以内と軽度である

 

抜歯するかしないかは、歯科医の判断によって決まります。

自分のケースでの抜歯の有無については、医師の診察を受けて相談してみましょう。

 

まとめ

歯列矯正における抜歯は、見た目や機能、将来の安定性までを考えた上での慎重な判断です。

一方で、状況によっては抜歯を避けた矯正治療も可能です。

大切なのは、自分の歯や顎の状態に合った治療法を、信頼できる歯科医とよく相談して選ぶこと。

抜歯の有無だけで判断せず、長期的に快適な口元を実現するための最適な治療法を選びましょう。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

電話03-3535-8711

  • メール相談
  • web予約

住所〒104-0061
東京都中央区銀座1-5-14 銀座コスミオンビル2F (並木通り沿い)

このページの先頭に戻る