矯正治療中は口臭がひどくなる!?気になる原因と対策【前編】
2025年06月25日
こんにちは、スウェーデン歯科です。
少しずつ暑い日が増え、夏の気配を感じる季節となってまいりました。
さて、歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整えることで、見た目の印象だけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながる治療法です。
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整えることで、見た目の印象だけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながる治療法です。
しかし、治療中に「口臭が気になる」という声が少なくありません。
矯正治療中は装置の影響やお口の環境の変化により、口臭が強くなるリスクが高まります。
今回は、口臭が発生しやすくなる原因を中心にご紹介していきます。
歯並びと口臭の関係

矯正治療を検討する方にとって、「歯並びが悪いことと口臭って関係あるの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。
実は、歯並びの乱れは、見た目の問題だけでなく、口臭とも深い関係があります。
歯並びが悪いと汚れが溜まりやすい
歯と歯のすき間が狭かったり、歯が重なり合っていたりすると、歯ブラシの毛先が届きにくく、どうしても磨き残しが多くなりがちです。
その結果、歯の表面や歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)が溜まり、そこに含まれる細菌が増殖して虫歯や歯周病の原因となります。
特に歯周病は、歯ぐきの炎症・出血・膿などを引き起こし、強い口臭の原因として知られています。
実際、慢性的な口臭に悩む方の多くが、歯周病を抱えているケースも少なくありません。
噛み合わせの乱れも口臭につながる
歯並びが悪いことで噛み合わせにも問題が生じると、特定の歯だけに負担がかかったり、食べ物をよく噛まずに飲み込んだりするようになります。
これにより、唾液の分泌量が減少し、自浄作用が弱まるため、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。
唾液には、汚れを洗い流す・細菌の活動を抑えるといった働きがあるため、その量が減ることで、結果として口臭を感じやすくなってしまうのです。
歯列矯正の種類と口臭への影響

矯正治療には大きく分けて2つの方法があり、それぞれで口臭に関わるリスクも異なります。
その2つの方法である「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の特徴と、口臭に与える影響について紹介します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面(または裏側)に金属製のブラケットを装着し、ワイヤーの力で歯を動かす方法です。
装置が常時口の中にあるため、磨き残しが発生しやすく、細菌の温床となることで口臭の原因となる可能性があります。
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを用いた治療法で、取り外しが可能な点が特徴です。
一見、衛生的に思えますが、実はマウスピースの洗浄不足や劣化によって、臭いの元がたまりやすくなります。
矯正中に口臭が強くなる主な原因

では、なぜ矯正治療中に口臭が強くなりやすいのでしょうか?
具体的な原因について詳しく見ていきましょう。
1. 磨き残しの増加
矯正装置のまわりは複雑な形状をしており、歯ブラシが届きにくいため、どうしても磨き残しが発生します。
食べカスやプラークが残ると、口内細菌が繁殖し、嫌な臭いを発します。
2. 口呼吸による乾燥
矯正中は装置によって唇を閉じづらくなり、口呼吸が習慣化することがあります。
口の中が乾燥すると、唾液の分泌が減少し、自浄作用が弱まるため、細菌が繁殖しやすくなります。
3. 口内炎や口腔内の傷
ワイヤーやブラケット、マウスピースの角が当たって口内に傷ができることも少なくありません。
傷口が炎症を起こすことで、膿や出血が発生し、これが口臭の原因となる場合もあります。
4. マウスピースの洗浄不足・劣化
マウスピースはプラスチック素材のため、細かな傷がつきやすく、そこに菌が付着して繁殖します。
しっかり洗浄せずに繰り返し装着していると、臭いがこもりやすくなるのです。
5. 唾液の流れの妨げ
マウスピースを装着していると、唾液が歯の表面に流れにくくなります。
唾液には洗浄・抗菌の働きがあるため、流れが阻害されると口臭が悪化する原因になります。
ここまで、矯正治療中に口臭が発生しやすくなる原因を中心にお伝えしました。
後編では、実際にどのようなセルフチェック方法や予防策があるのか、具体的な対処法を詳しくご紹介していきます。






