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矯正治療が進まない?歯が動きにくい「原因」について

2025年02月28日

こんにちは。

スウェーデン矯正歯科です。

今日は矯正治療で歯が動きにくいケースについて考えてみたいと思います。

矯正装置を正しく使っているのに、なかなか歯が動かずモヤモヤしている方もいると思います。

実は、歯が動きやすい体質の人とそうでない人とがいるんです。

今回はそもそも歯が動く仕組みと歯が動きにくくなる原因についてお伝えします。

 

■矯正治療で「歯が動く仕組み」とは?

矯正治療では、歯に持続的な力をかけることで、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)がリモデリング(吸収と再生)され、歯が移動していきます。

しかし、この骨のリモデリングがスムーズに進まないと、歯の動きが遅くなってしまいます。

 

■歯が動きにくくなる「原因」は?

①骨の密度が高い

歯槽骨の密度が高い人ほど、歯の動きは遅くなります。
特に 大人や高齢者 は子どもに比べて骨が硬いため、矯正に時間がかかる傾向があります。

 

②代謝が低い

骨のリモデリングには 新陳代謝の活性化 が不可欠です。
運動不足や加齢により代謝が低下していると、歯の移動スピードが遅くなる可能性があります。

 

③歯ぎしり・食いしばりの癖がある

無意識の 歯ぎしりや食いしばり によって、歯に余計な力がかかると、矯正の動きを妨げることがあります。

 

④栄養不足

骨の健康には、カルシウム、ビタミンD、マグネシウム などの栄養素が必要です。
食生活が偏っていると、歯が動きにくくなることがあります。

 

⑤ホルモンバランスの影響

女性の場合、閉経後や甲状腺ホルモンの異常 により、骨の代謝が低下することがあります。
その結果、歯の動きが鈍くなるケースもあります。

 

■歯をスムーズに動かすための「対策」

①適度な運動で代謝をアップさせる

運動をすることで 血流が促進され、骨の代謝が活発 になります。
ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にしましょう。

②歯ぎしり・食いしばり対策

夜間の歯ぎしりがある場合は、ナイトガード(マウスピース) を装着すると歯への負担を減らせます。
また、日中の無意識な食いしばりに気をつけ、定期的に顎の力を抜くよう意識しましょう。

③栄養バランスを整える

カルシウム・ビタミンD・マグネシウム を多く含む食品(乳製品、魚、ナッツ類、キノコ類など)を意識的に摂取しましょう。

 

■まとめ

矯正治療で歯が動きにくいのは、骨の密度が高い、代謝が低い、歯ぎしり・食いしばり、栄養不足、ホルモンバランスの影響 などが関係しています。

特に、大人の矯正では子どもよりも骨が硬いため、動きにくい傾向があります。

 

しかし、適度な運動をする、食生活を改善する、歯ぎしり・食いしばりを防ぐ などの工夫をすることで、歯の動きを促進できる可能性があります。

 

もし、歯の動きが遅いなと感じ、今回ご紹介した項目に当てはまる方は、まずは生活習慣を見直してみてみましょう!

 

 

 

矯正治療後に歯のすき間ができる?「ブラックトライアングル」の原因と対策

2025年02月26日

こんにちは。

 

スウェーデン矯正歯科です。

 

さて、本日は矯正治療後に起こりやすトラブルについてのお話です。

 

矯正治療を終え、歯並びがきれいになったのに「歯と歯の間にすき間ができてしまった…」という症状が起こることがあります。

 

これは「ブラックトライアングル」と呼ばれる状態で、見た目だけではなく口腔環境に影響を及ぼすことがあります。

 

なぜブラックトライアングルができるのか?その原因と改善策をお伝えします!

 

■ブラックトライアングルとは?

 

ブラックトライアングルとは、歯と歯の間にできる黒い三角形のすき間のことです。

このすき間があると、食べかすが詰まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まることもあります。

 

そのため見た目の問題だけでなく、口腔ケアの観点からも注意が必要です。

 

■ブラックトライアングルができる「原因」

 

①矯正治療によって歯を移動させたことが原因

矯正治療では、歯を動かして適切な位置に並べ直します。

 

その際、特に重なり合っていた歯(叢生:そうせい)を整える場合、歯と歯の間にすき間ができることがあります。

 

もともと重なっていた歯は、歯茎も圧迫されていた状態です。

 

矯正で歯が正しい位置に移動すると、歯茎の圧迫がなくなり、元の厚みよりも薄くなるため、歯間にブラックトライアングルができやすくなります。

 

 

②歯の形の影響(先端がとがった歯)

歯の形が三角形に近い場合、歯と歯の間の接触部分が少なく、歯茎がしっかり入り込むことができません。

 

そのため、ブラックトライアングルができやすくなります。

 

 

③ 歯周病による歯茎の後退

矯正治療前から歯周病が進行していると、歯茎が痩せることでブラックトライアングルが目立ちやすくなります。

 

特に40代以降の大人の矯正では、歯周病のチェックと並行して治療を進めることが重要です。

 

■ブラックトライアングルを防ぐ・改善する方法

 

 

①精密な矯正治療の計画立案

歯並びを整える際に、歯茎の位置も考慮して歯を動かすことで、ブラックトライアングルができるリスクを減らせます。

特に歯を大きく移動させる場合は、歯科医師と相談しながら治療計画を立てることが大切です。

 

②歯肉マッサージで歯茎を引き締める

矯正治療後にブラックトライアングルができた場合、歯肉マッサージを行うことで歯茎を引き締め、すき間を減らすことができます。

血行を促進し、歯茎の健康を維持することも大切です。

 

③ダイレクトボンディングですき間を埋める

ブラックトライアングルが目立つ場合は、歯のすき間を樹脂(レジン)で埋めるダイレクトボンディング」という方法もあります。

ただし、歯の形が変わるため、自然な見た目になるか慎重に判断する必要があります。

 

■まとめ

ブラックトライアングルは、矯正治療によって歯が整った結果、歯茎が下がったり、歯の形状が変わることで発生します。

特に、もともと歯並びが悪かった人や、歯の形が三角形に近い人、歯周病がある人はブラックトライアングルが発生しやすくなります。

 

ブラックトライアングルができやすい原因

  1. 矯正で歯が動き、歯茎の厚みが減る
  2. 三角形の歯は、もともとすき間ができやすい
  3. 歯周病や加齢による歯茎の退縮

 

ブラックトライアングルは適切な対策をとることで目立たなくすることが可能です。

 

矯正を検討している方や、矯正後にすき間が気になる方は、歯科医師と相談しながら適切なケアを行うことが大切です!

矯正治療後の美しさにもこだわりたい方は、ぜひ当院へご相談ください!

 

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