5月病が歯並びに影響?自律神経と噛みしめの意外な関係【前編】
2026年05月12日
こんにちは、スウェーデン矯正歯科です。
新生活が始まって1か月ほど経つ5月は、疲れやストレスがたまりやすく、「やる気が出ない」「眠れない」といった五月病のような不調が出やすい時期です。
実はこうしたストレスは、体だけでなくお口の健康にも影響します。
唾液の分泌が減って歯ぐきが腫れやすくなったり、無意識の食いしばりで歯やあごに負担がかかったりすることもあります。
さらに、こうした状態が続くと、歯ぎしりや噛み合わせの悪化につながり、お口のトラブルが起こりやすくなることもあります。
「最近あごが疲れる」「歯ぐきが腫れやすい」と感じる方は、ストレスの影響が出ているサインかもしれません。
今回は、五月病と歯周病・歯ぎしり・噛み合わせの関係についてご紹介します。
五月病って?ストレスが歯や歯ぐきに及ぼす影響

5月の連休明け頃から、なんとなく体がだるい、気分が落ち込む、眠れないといった不調を感じることがあります。
こうした症状は一般的に「五月病」と呼ばれ、新生活による緊張や環境の変化でたまったストレスが原因のひとつとされています。
ストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経は、睡眠や食欲だけでなく、唾液の分泌や筋肉の緊張にも関わっているため、乱れることで口の中にもさまざまな影響が現れます。
例えば、唾液の分泌量が減ることで歯周病やむし歯のリスクが高まり、無意識の食いしばりや歯ぎしりによって歯や顎に負担がかかることがあります。
つまり五月病は、心の不調だけでなく、お口の健康にも関係しているのです。
五月病で起こりやすいお口のトラブル

五月病がきっかけで起こりやすいお口のトラブルには、次のようなものがあります。
歯周病
ストレスや疲労がたまると、体の免疫力が低下しやすくなります。
すると、歯周病菌への抵抗力も弱まり、歯ぐきの腫れや出血が起こりやすくなります。
また、自律神経が乱れると唾液の分泌が減少します。
唾液にはお口の中を洗い流し、細菌の増殖を抑える働きがありますが、その量が減ることで歯垢や細菌が増えやすくなり、歯周病が進行しやすくなります。
「最近歯ぐきが腫れる」「歯みがきで血が出る」と感じたら、ストレスの影響かもしれません。
歯ぎしり・食いしばり
ストレスがたまると、無意識のうちに歯を食いしばったり、睡眠中に歯ぎしりをしてしまうことがあります。
歯ぎしりや食いしばりが続くと、歯の表面がすり減るだけでなく、歯や歯ぐき、顎の関節にも大きな負担がかかります。
特に寝ている間の食いしばりは自分では気づきにくいため、朝起きたときに顎がだるい、歯が浮いた感じがするという場合は注意が必要です。
こうした負担が続くと、歯のヒビや知覚過敏の原因になることもあります。
噛み合わせの悪化
強い食いしばりや歯ぎしりが続くと、歯に過剰な力がかかり、噛み合わせが乱れることがあります。
噛み合わせが悪くなると、食べ物をうまく噛めなくなったり、顎の筋肉に余計な負担がかかったりするため、さらにストレスが増える悪循環に陥ることがあります。
また、歯のすり減りによって歯の高さが変わり、口元のバランスに影響するケースもあります。
歯の黄ばみや汚れの付着
ストレスによって唾液の量が減ると、お口の中の汚れが洗い流されにくくなります。
すると、歯の表面に汚れや着色がつきやすくなり、黄ばみの原因になります。
さらに、疲れやストレスで歯みがきが雑になったり、食生活が乱れたりすると、汚れがたまりやすくなります。
歯の黄ばみは健康面だけでなく見た目の印象にも影響するため、気になる方は早めのケアが大切です。
こんな症状があれば要注意

五月病によるストレスは、口の中にさまざまなサインとして現れることがあります。
例えば、
・朝起きると顎がだるい
・歯ぐきが腫れている
・歯みがきで血が出る
・口の中が乾く
・口臭が気になる
これらの症状は、歯ぎしりや歯周病、唾液不足のサインである可能性があります。
小さな違和感でも、放置すると悪化することがあるため注意が必要です。
今回はここまで。
次回は五月病のストレスから来る、お口のトラブルから歯を守るためのポイントを紹介していきます。






