【年代別】矯正治療で気を付けるべきポイント①
2025年01月10日
こんにちは。スウェーデン矯正歯科です。
さて、本日は「年代別 矯正治療で気を付けるべきポイント」と題して、矯正治療を受けるうえで各世代ごとに
気を付けていただいたポイントをお伝えしようと思います。
第1回目はお子様の矯正治療についてご説明します。
■歯の生え始め~6歳頃まで
乳歯が生え始めるこの時期は、将来の歯並びや噛み合わせに大きな影響をもたらす時期でもあります。
顎の成長や乳歯を適切に管理することで、美しい歯並びへを導くことができます。
この時期に行われる代表的な治療法は次の通りです。
●予防矯正
悪癖(あくへき)と呼ばれる指しゃぶりや舌で前歯を押す癖などを改善することで、歯並びの悪化を防ぎます
●乳歯の適切な管理
むし歯や早期脱落等を防ぎ、永久歯が正しい位置に生えるスペースを確保します。
●顎の成長誘導
必要に応じて簡易的な装置を使用し、顎のバランスを整えます。
【メリット】
✅将来的な矯正治療が比較的簡単なケースで済むことが多い。
✅顎や歯列の正常な発育を促進できる。
✅子ども自身の口腔内に対する意識を早期に高めることができる。
■乳歯の矯正治療(6歳~12歳)
この時期は顎の成長を利用できるため、将来的な歯並びや噛み合わせの改善がしやすい時期です。
また早期に治療を始めることで、抜歯のリスクを減らすことも可能です。
具体的には次の治療法を行います。
●拡大床(床矯正)
顎を広げて歯が正しく並ぶスペースを確保します。
●予防矯正
指しゃぶりや口呼吸を改善し、歯並びへの悪影響を防ぎます。
【メリット】
✅顎の成長を活かして効率的に治療できる。
✅将来的な治療が簡単になる。
●10代の矯正治療
永久歯が生え揃い、歯列全体の矯正が可能になります。成長がまだ残っているため、歯の移動も比較的スムーズです
この時期は見た目を気にする年齢でもあるため、目立たない矯正装置を選ぶことも多いです。
代表的な治療法としては次の治療法があげられます。
●マウスピース矯正
透明で自分で取り外しができるマウスピース型の矯正装置です。
目立ちにくいため、見た目が気になるというお子さんでも安心してお使いいただけます。
●ワイヤー矯正
歯にブラケットと呼ばれる装置ワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていきます。
従来は装置の金属部分が目立つというデメリットがありましたが、現在は白色や透明など目立ちにくいブラケットやワイヤーを選択することもできます。
また、ワイヤーを舌側に装着にする裏側矯正と呼ばれる治療法もあります。
【メリット】
✅歯並びや噛み合わせを包括的に整えることができる。
✅成長期のため治療効果が出やすい。
●まとめ
お子さんの矯正治療は、大人の矯正治療と異なり、骨格の成長をコントロールできるため、将来的に抜歯や大がかりな手術が必要になるリスクを減らせます。
また、早期に正しい噛み合わせや美しい歯並びを整えることで、食事や発音が改善され、虫歯や歯周病の予防効果も期待できます。
さらに、心理的な面でも自信を持ちやすくなり、子どもの健全な成長をサポートできます。
お子さんの歯並びが気になる親御さんは、ぜひ一度歯科医院へ相談してみてください。