矯正治療中の「虫歯」への対処法【2】
2024年08月5日
こんにちはスウェーデン矯正です。
さて今回は、前回の続きで矯正治療中の「虫歯」への対処法【2】をお伝えします。
そもそも、なぜ、矯正治療中は虫歯になりやすいのか?
その理由に迫ってみます!
■矯正治療中に虫歯になりやすくなる原因
矯正治療中に虫歯のリスクが高まる原因は主に次の3つが挙げられます。
1、装置に食べ物が挟まりやすくなるから
2,装置を装着していることで、歯磨きがしづらくなるから
3,矯正装置の影響で、一時的に唾液の量が減るから
それぞれ詳しくみていきましょう。
1、装置に食べ物が挟まる
ワイヤー矯正の場合、ブラケットとワイヤーの間に食べかすが挟まりやすくなります。
また、常に装置を装着しているため、長期的に歯に汚れが付きやすく、いつもより虫歯リスクが高くなります。
矯正中はいつも以上に歯磨きなどのケアを心掛けることに加えて、装置に挟まりやすい食べ物に気を付けるなど、
食事そのものにも気を配りましょう。
2、歯磨きがしづらい
こちらもワイヤー矯正の場合のお話です。
ワイヤー矯正は、歯にブラケットとワイヤーを装着するため、治療中は歯磨きがしにくくなります。
いつも以上に丁寧に歯磨きをしていても、装置の間など細かい部分に汚れが溜まりやすく、慢性的に虫歯リスクにさらされることになります。
日頃後のブラッシングに加えて、口腔ケアグッズの活用も検討してみましょう。
3、唾液の減少
虫歯になる原因の1つは口内の細菌が「酸」を出し、歯をもろくしてしまうことにあります。
口内の唾液量が十分であれば、酸を中和し、虫歯を防いでくれます。
しかし、口内が乾燥すると、唾液が全ての歯に行き渡らず、虫歯になりやすいです。
ワイヤー矯正(表側矯正)の場合、患者さんによっては、一時的に口が閉じにくくなり、唾液の量も減少してしまうことがあります。
口内の乾燥を防ぐためには、マスクの着用がおすすめです。
特に就寝時には注意が必要です。寝ている時に口が開くことがある方は、習慣化することで、虫歯リスクを軽減できます。
以上が、矯正中に虫歯になりやすい主な原因です。では、どうすれば虫歯リスクを軽減できるのか。
次回は具体的な予防方法をお伝えします。
それでは、次の更新もお楽しみに!