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「噛み合わせが深い(過蓋咬合)」場合の治療法とは?【後編】 銀座

2022年03月31日

噛み合わせが正常よりも深い、過蓋咬合。

過蓋咬合をそのままにしておくと、様々なデメリットがあると分かりました。

デメリットを被る前に、できれば過蓋咬合の状態を治療しておきたいものです。

今回は、過蓋咬合の治療法にはどのようなものがあるのか、また治療することで得られるメリットについてまとめました。

 

過蓋咬合の治療法

過蓋咬合に適した治療法は、以下のようなものがあります。

 

【マウスピースタイプの装置での矯正】

小児期の過蓋咬合の治療として向いているのが、マルチファミリーなどのマウスピースタイプの装置を装着し、顎の健全な成長を促す治療法です。

不適切な顎や口周りの筋肉を緩め、上下顎の顎間関係を正常にしていきます。

 

ただし、あくまで顎の骨の成長を促すものなので、歯並びを改善することには不向きです。

また、成人の過蓋咬合の治療には使えません。

 

【ワイヤー矯正】

歯列矯正治療として一般的なワイヤー矯正も過蓋咬合を矯正するのに使われます

ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯の表面や裏面に取り付け、そこにワイヤーを通し、歯並びや噛み合わせを整えていく治療です。

歯のねじれを直したり、奥歯を挺出させたりすることで、噛み合わせを徐々に浅く、正常にしていきます。

 

【マウスピース矯正】

インビザラインなどのマウスピース矯正は、以前は過蓋咬合の治療は難しいとされてきましたが、最近ではマウスピースで矯正できる症例も広がり、過蓋咬合の治療にも有効だと言われています。

特にマウスピースは奥歯の挺出させたり、出過ぎた前歯の圧下させたりするのは得意な治療なので、症例によってはマウスピース矯正が過蓋咬合の治療に適切である場合もあります。

 

【補綴治療】

奥歯の擦り減りが大きい場合は、矯正治療で噛み合わせの位置を整えたとしても、歯の高さが足りず、噛み合わせが深いままになってしまいます。

そのため、奥歯に被せ物をして噛みあう位置の高さを調節治療、補綴(ほてつ)治療を行うケースもあります。

 

過蓋咬合を治療するメリットは?

過蓋咬合を治療することで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

【顎への負担が和らぐ】

まず過蓋咬合を治療すれば、顎への負担が和らぎます

顎関節症になるリスクが低くなるとともに、肩こりや首こりなどの負担も減るでしょう。

また、噛み合わせが正常になれば、食事の際もしっかりと噛むことができ、胃腸への負担もかかりづらくなります。

 

【口内トラブルが起こりにくい】

過蓋咬合が原因で口内に炎症を起こしやすくなっていた場合、治療することでそのトラブルが起きにくくすることもできます。

また、奥歯がすり減ることも少なくなり、被せ物がとれたり、破損したりなど、口内のさまざまなトラブルのリスクを抑えられます。

 

まとめ

過蓋咬合はできるだけ顎の成長期である小児期の治療が理想的ですが、成人の過蓋咬合も治療は可能です。

過蓋咬合は症状による違和感をすぐに覚えにくく、その状態に慣れて普通に生活している人が多いと思いますが、デメリットを被る前に一度歯科医院で相談してみるのもいいでしょう。

治療することで得られるメリットはたくさんありますよ。

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