「ほうれい線」と歯並びの意外な関係【前編】
2026年05月18日
こんにちは、スウェーデン矯正歯科です。
暖かい日差しに春れを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
新生活や環境の変化で忙しくなるこの時期は、ふと鏡を見たときにご自身の変化に気づくこともあるかもしれません。
「最近、ほうれい線が目立ってきた気がする…」
そんな風に感じたことはありませんか?
ほうれい線は年齢による変化として捉えられがちですが、実はそれだけが原因ではありません。
歯並びや噛み合わせ、さらには普段の生活習慣なども関係していることがあり、思っている以上にさまざまな要因が重なって現れるものです。
特に、マスクを外す機会が増えてきた今、口元の印象に意識が向く方も多くなっています。
これまであまり気にしていなかったほうれい線や口元の変化に気づき、「何が原因なのだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ほうれい線ができる仕組みや主な原因をはじめ、歯並びや噛み合わせとの意外な関係、そして日常生活の中でできる予防や改善のヒントについて、紹介していきます。
ほうれい線はなぜできる?

ほうれい線は、鼻の横から口元にかけて伸びる「溝」のことで、医学的には「鼻唇溝」と呼ばれます。
年齢とともに、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚がたるむことで徐々に深くなっていきます。
加齢だけではない!ほうれい線の主な原因
ほうれい線は単なる老化現象ではありません。
以下のような要因も大きく関わっています。
・乾燥による肌の弾力低下
・紫外線ダメージの蓄積
・表情筋の衰え
・生活習慣(姿勢・クセなど)
特に「筋肉の衰え」は重要で、顔の筋肉が弱くなると皮膚を支えられず、たるみやすくなります。
歯並び・噛み合わせとほうれい線の関係

歯並び・噛み合わせは、ほうれい線とどう関係があるのでしょうか。
結論から言うと、ほうれい線と歯並びに直接的な因果関係はありません。
しかし、歯並びや噛み合わせの状態によっては、間接的にほうれい線を目立たせてしまうことがあります。
◼️咀嚼不足による筋肉の衰え
噛み合わせが悪いと、しっかり噛めない状態になりやすくなります。
その結果、
・咀嚼回数が減る
・咬筋(噛む筋肉)が衰える
といった状態になり、頬のたるみが進行し、ほうれい線が強調される可能性があります。
◼️口呼吸による影響
不正咬合の方に多いのが「口呼吸」です。
口呼吸が習慣になると、
・口輪筋(口周りの筋肉)が衰える
・唇を閉じる力が弱くなる
といった変化が起こります。
口輪筋は頬の筋肉とも連動しているため、この筋肉が弱くなることで、口元全体がたるみやすくなり、ほうれい線が目立つ原因になります。
ほうれい線が目立ちやすい歯並び

ほうれい線は肌の状態だけでなく、歯並びや口元の形によっても目立ちやすくなることがあります。
特に、口元が前に出ている歯並びは影ができやすく、ほうれい線が強調されやすい傾向があります。
◼️出っ歯(上顎前突)
上の前歯が前に出ている状態では、上唇も前方に押し出され、鼻の下から口元にかけて段差が生まれます。
この段差によって影ができやすくなり、ほうれい線がくっきり見える原因になります。
また、口が開きやすくなることで口周りの筋肉が弱まり、たるみにつながる点も影響します。
◼️口ゴボ(上下顎前突)
上下の歯が前に出ている場合も同様に、口元全体が突出します。
これにより、
・皮膚が引っ張られる
・影ができる
といった影響で、ほうれい線がより目立つことがあります。
今日はここまでにします。
歯並び・噛み合わせとほうれい線は直接的な因果関係はありませんが、ほうれい線が目立つ原因にもあることがわかりました。
それであれば、歯列矯正をすればほうれい線は目立ちにくくなるのでしょうか。
次回はほうれい線と歯列矯正の関係について紹介します。






