「歯並びと声の出し方」滑舌・発音に影響はある?【後編】
2025年11月14日
こんにちは、スウェーデン矯正歯科です。
前回は歯並びと、滑舌・発音との関係についてご紹介しました。
歯並びの悪さが、滑舌の悪さや、発音の不明瞭さに関係することは大いにあります。
歯並びが原因になっているということは、その原因である歯並びを改善することで、滑舌や発音をよくすることはできるのでしょうか。
今回は、矯正治療で滑舌や発音が良くなるのか、改善できるのかについて紹介していきます。
矯正治療で滑舌や発音は改善できる?

結論からいうと、歯列矯正を行うことで、発音のしやすさが改善されるケースは多くあります。
舌や唇の動きがスムーズになる
矯正治療で歯並びが整うと、舌や唇の可動域が広がり、正しい位置で動かせるようになります。
歯がデコボコしていたり、出っ歯や受け口があったりすると、舌が歯にぶつかって動きが制限され、発音が不明瞭になりがちです。
しかし、矯正治療で歯列が整うと、舌が自然な位置に戻りやすくなり、「た行」「な行」「ら行」など、舌を上顎に当てる音も発しやすくなります。
特に「サ行」や「タ行」のように繊細な舌の動きが必要な音では、改善を実感しやすい傾向があります。
空気の流れが整い、息が漏れにくくなる
歯並びを整えることは、空気の通り道を正しく導くことにもつながります。
矯正治療によって歯列が整うと、口の中の空気の流れがスムーズになり、息が無駄に漏れず、音がクリアに響くようになります。
実際、「矯正をしてから『さ』や『す』の音がはっきりした」「声がこもらなくなった」と感じる人は多いです。
唇が自然に閉じやすくなり、安定した発音に
出っ歯や上顎前突の人は、唇を閉じにくく、発音に不自然さが出ることがあります。
矯正治療によって前歯の位置が整うと、唇を自然に閉じられるようになり、「ぱ行」「ま行」「ば行」などの発音が安定します。
さらに、口呼吸の改善にもつながるため、唇や頬、舌の筋肉がバランスよく使えるようになり、発声全体が滑らかになります。
声の響きや通りが良くなることも
歯列や顎の位置が整うことで、声の共鳴空間が広がり、声の響き方が変わることもあります。
特に、顎が後ろに下がっていたり、噛み合わせが深かった人は、矯正後に「声がこもらなくなった」「通りが良くなった」と感じるケースが多く見られます。
これは、矯正によって舌の位置と口腔内の空間バランスが整い、声が自然に響くようになるためです。
声の職業(アナウンサー・歌手・講師など)の人が矯正を検討する理由の一つも、まさにこの“声の響き”に関係しています。
矯正中に起こる一時的な発音の変化

ただし、矯正治療の初期には、装置の影響で一時的に発音しにくくなることがあります。
ブラケットやワイヤー、マウスピースなどが舌に当たるため、「し」「す」などの音が出しづらくなったり、舌足らずな話し方になったりすることがあります。
これは一時的な現象で、多くの場合、数日から数週間で舌や唇が装置に慣れ、発音は元に戻ります。
むしろ、治療が進むにつれて歯並びが整い、発音がより明瞭になるケースがほとんどです。
まとめ|歯並びを整えることは「話し方の質」を上げる第一歩

歯並びは見た目の印象だけでなく、声の響きや発音にも深く関係しています。
歯の位置や顎のバランスが整うことで、舌や唇が自然に動かせるようになり、滑舌が明瞭になって声も通りやすくなるのです。
もし、「声がこもる」「滑舌が悪い」「発音しにくい」と感じる場合、発声練習だけでなく歯並びのチェックも大切です。
歯列矯正によって、声と表情の両方が自然で明るくなる人も少なくありません。
口元のバランスを整えることは、あなたの「話し方の印象」を変える大きな一歩になるでしょう。






