うまく噛めない?矯正中の噛み合わせ【後編】
2025年09月10日
こんにちは、スウェーデン矯正歯科です。
前回は矯正中の噛み合わせに関する違和感の原因と、違和感のある時の対処法について紹介しました。
矯正治療中は一時的に「噛みにくい」「奥歯が浮いた感じがする」といった噛み合わせの違和感が出ることがあります。
これは歯が動いている途中で噛み合わせが安定していないために起こる一時的な症状です。
最終的に歯並びが整えば噛み合わせも改善し、多くの方はむしろ矯正治療によって噛み合わせが良くなり、しっかり噛めるようになると実感されています。
しかし、矯正治療中の噛み合わせの違和感の原因が、何らかのトラブルが原因でないとは言い切れません。
矯正治療中はどんなに歯科医師が注意を払っても、トラブルがまったく起きないということはないからです。
今回は、矯正中の噛み合わせに関連するトラブルや、それ以外に起こりやすい問題について紹介します。
噛み合わせに関係するトラブル

治療中に次のような噛み合わせのトラブルが出る場合には、早めの対処が必要です。
口を大きく開けられない
矯正治療では抜歯や歯の移動によって、顎関節に負担がかかることがあります。
特に成人矯正では骨が動きにくいため、子どもよりも顎関節への影響が出やすい傾向があります。
その結果、噛み合わせが一時的に不安定となり、口を大きく開けにくくなる場合があります。
症状が強いときは顎関節症の可能性もあるため、早めの受診が安心です。
顎の痛み
歯列矯正の過程で噛み合わせが変化すると、顎関節に負担がかかり痛みを感じることがあります。
さらに、治療への不安やストレスが加わることで顎関節症に発展するケースも報告されています。
矯正自体が直接の原因ではありませんが、顎関節に炎症が生じると痛みの要因となるため、違和感を覚えたら放置せず歯科医に相談しましょう。
歯が浮く感じがある
「歯が浮くような感じがする」と訴える患者さんは少なくありません。
これは歯が実際に動いている証拠でもあり、一般的には一時的な現象です。
ただし、長期間続いたり強い痛みを伴う場合は別の問題が潜んでいる可能性があるため、注意が必要です。
噛み合わせ以外のトラブル

矯正治療中は噛み合わせ以外にも違和感があったり、トラブルがあったりすることがあります。
歯の痛み
矯正中は歯が動く際に炎症が起きるため、痛みや違和感を感じるのは自然なことです。
多くの場合は1週間〜10日程度で落ち着きますが、痛みが強すぎる、または長引く場合は装置が原因の可能性もあるため、我慢せず相談しましょう。
虫歯や歯周病
装置の影響で歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
マウスピース矯正でも「取り外せるから大丈夫」と油断せず、日々のセルフケアを徹底することが重要です。
歯科医から指導されたブラッシング方法をしっかり実践しましょう。
矯正装置の破損
矯正装置は日常的に強い力がかかるため、外れたり破損することがあります。
放置すると治療が進まないだけでなく、歯並びに悪影響を与えることも。
外れた場合は必ず早めに歯科医院を受診し、必要に応じて修理や再装着を行いましょう。
違和感を感じたら放置せず相談を

繰り返しになりますが、「少しおかしいな」と思ったらそのままにせず、必ず歯科医に相談しましょう。
矯正治療は基本的に月に1〜2回の通院となるため、小さな違和感は患者さん自身が気づいて伝える必要があります。
違和感を放置すると治療の遅れだけでなく、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
まとめ:違和感はできるだけ早く歯科医へ相談

矯正治療の途中では歯が動いているため、噛み合わせに違和感が出やすくなります。
多くは一時的に改善しますが、中には治療の妨げとなるトラブルが隠れているケースもあります。
患者さん自身で判断するのは難しいため、気になる症状は必ず早めに歯科医へ相談しましょう。
安心して治療を続けるためにも、小さな不安をそのままにせず、歯科医と二人三脚で理想の歯並びと噛み合わせを目指していきましょう。






